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車・運転 / 交通ルール

飲酒運転と薬物運転(Drink driving and drug driving)

概要

NZの飲酒運転の基準は、20歳以上が呼気1リットルあたり250マイクログラム、20歳未満はゼロです。警察はどこでも呼気検査を行い、2026年7月からは唾液による薬物検査も全国で行っています。基準を超えると罰金や違反点数、重い場合は裁判で運転禁止や禁錮になります。

詳細

アルコールの基準

基準は年齢で分かれています(2026年10月時点)。年齢ごとの基準は日本と違う交通ルールでも紹介しています。

運転者基準
20歳以上呼気1リットルあたり250マイクログラム、または血液100ミリリットルあたり50ミリグラム
20歳未満ゼロ(1杯でも飲めば飲酒運転として扱われることがある)

NZ運輸庁(NZ Transport Agency Waka Kotahi、NZTA)の運転ガイド(PDF)は、20歳以上でも基準がとても低いため、運転するなら飲まないのが最も安全だとしています。

呼気検査の流れ

NZ警察によると、流れは次のとおりです。

  1. 道路で呼気のスクリーニング検査を受けます。
  2. 基準を超えていると、証拠用の呼気検査(evidential breath test、EBT)を受けます。多くは「booze bus」と呼ばれる検査車両か警察署で行います。
  3. 基準を超えていると確認されると、多くの場合、12時間の運転禁止になります。

NZTAによると、血液検査を拒むと、その場で免許が停止されます。

アルコールの罰則

罰則は、アルコールの量と回数で変わります(2026年10月時点)。

違反主な罰則
20歳以上で呼気250〜400マイクログラム(血液50〜80ミリグラム)違反金の通知(infringement)と違反点数50点
20歳未満で基準(ゼロ)を超える違反点数50点など
呼気400マイクログラム超(血液80ミリグラム超)・1回目と2回目裁判で禁錮3か月以下、罰金NZ$4,500以下、6か月以上の運転禁止
同じ違反の3回目以降禁錮2年以下、罰金NZ$6,000以下、1年を超える運転禁止
飲酒・薬物の影響で人を負傷・死亡させた禁錮10年以下、罰金NZ$20,000以下、1年以上の運転禁止
  • 呼気800マイクログラム(血液160ミリグラム)を超えるなど重い場合、裁判所はアルコール・インターロック(alcohol interlock、呼気でアルコールを確かめないとエンジンがかからない装置)の条件を付けることがあります。
  • 繰り返し違反した人には、飲酒をゼロにする条件の免許(zero alcohol licence)が科されることがあります。
  • アルコールに関わる一部の違反では、28日間の免許停止がその場で科されます。

詳しくはNZTAの飲酒・薬物運転のページで確認してください。違反点数のしくみは違反点数を見てください。

薬物運転と路上の唾液検査

運転に影響する薬物を体内に入れて運転することは違法です。処方薬でも当てはまるものがあります。

NZ警察は、唾液を使った路上の薬物検査を行っています。

  • 2025年12月15日にウェリントンで始まり、2026年7月1日から全国で行われています。
  • 警察は、いつでもどこでも運転者を検査できます。
  • 路上では4種類の薬物(大麻のTHC、メタンフェタミン、MDMA、コカイン)を調べます。
  • 路上の検査で2回陽性になると、12時間の運転禁止になります。
  • 唾液は検査機関に送られ、25種類の薬物を調べます。違反金の通知が出るのは、検査機関の結果が陽性だったときだけです。

詳しくはNZ警察の薬物運転のページで確認してください。

薬物の罰則

NZ警察が示す罰則は次のとおりです(2026年10月時点)。

結果罰則
検査機関で薬物1種類が陽性NZ$200、違反点数50点
検査機関で薬物2種類以上が陽性NZ$400、違反点数75点
検査を拒否したNZ$400、違反点数75点、12時間の運転禁止
  • アルコールと薬物の両方が出た場合は、罰則が重くなります。NZTAの違反点数表では、アルコールと薬物1種類で75点です。
  • 血液検査の結果が高リスクの水準なら、違反金ではなく刑事事件として起訴されることがあります。
  • 薬物の影響で正常に運転できない状態での運転や、運転能力の検査(impairment test)を拒んだ場合も、裁判で6か月以上の運転禁止などの対象です。
  • 処方どおりに薬を飲んでいた場合は、医療上の抗弁(medical defence)を申し立てられます。

詳しくはNZ警察の罰則のページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • 20歳未満はゼロ:NZでは年齢で基準が変わります。20歳未満は少しでも飲んだら運転できません。
  • 単位に注意:NZの基準は呼気1リットルあたりのマイクログラム、または血液100ミリリットルあたりのミリグラムで示されます。
  • 陽性だけでは免許停止にならない:NZ警察によると、薬物の陽性で直ちに免許を失うわけではありません。ただし違反点数が2年以内に100点以上になると3か月の免許停止です。
  • 処方薬も確認する:処方薬の中にも運転に影響するものがあります。運転してよいかは医師や薬剤師に相談してください。
  • 個別の事件の対応は、弁護士などの専門家に相談してください。

関連項目

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