語学学校(English language schools)
NZの語学学校で英語を学ぶ場合、3か月以内なら観光ビザやNZeTAのまま学べます(12か月の間に3か月まで)。3か月を超えるときは学生ビザが必要です。私立の学校は、NZQAへの登録と、留学生保護の行動規範(Code of Practice)の署名校かを確認し、学費の保護と返金の条件も見ておきましょう。
詳細
3か月以内なら観光ビザやNZeTAで学べる
Immigration NZによると、観光ビザ(visitor visa)、就労ビザ、NZeTA(電子渡航認証)を持っている人は、12か月の間に3か月まで学ぶことができます(Immigration NZのページ)。
日本のパスポートでビザなしで入国する人(Visa Waiver Visitor Visa)の主な条件は、2026年10月時点で次のとおりです(Immigration NZのページ)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 滞在できる期間 | 3か月まで |
| 学べる期間 | 12か月の間に3か月まで(学齢期の子どもは1暦年に3か月まで) |
| NZでの仕事 | できない |
| 渡航前の手続き | NZeTAが必要(NZeTA(電子渡航認証)) |
観光ビザについては観光ビザも参照してください。
3か月を超えるなら学生ビザ
3か月を超えて学ぶ場合は、学校から入学許可(offer of place)を受け、学生ビザを申請します。英語コースにフルタイムで通うためのビザとして「英語学習の学生ビザ(English Language Student Visa)」があります(Immigration NZのページ)。2026年10月時点の主な条件は次のとおりです。
- 留学生保護の行動規範の署名校で、英語コースにフルタイムで在籍すること
- 学費を自分で払うこと
- 生活費として、1年以上なら年NZ$20,000、それより短いコースなら月NZ$1,667を示すこと
- 医療と旅行をカバーする保険に入ること
- 申請料はNZ$850から
ビザの条件によっては働ける場合があります。詳しくは学生ビザと学生ビザで働ける時間を見てください。
学校を選ぶときに確認すること
大学やポリテクニックの英語コースのほか、私立訓練機関(Private Training Establishment、PTE)が英語コースを開いています。NZQA(ニュージーランド資格庁)は、高等教育機関を選ぶときに次の点を確認するよう案内しています(NZQAのページ)。
| 確認すること | 内容 |
|---|---|
| NZQAへの登録 | PTEはNZQAに登録されている必要がある。登録は、安定した学習環境があることを示す |
| プログラムの承認 | 学ぶプログラムがNZQAの承認を受けているか |
| 認定(accreditation) | その学校が、そのプログラムを教える認定を受けているか |
| 行動規範の署名 | 留学生を受け入れるPTEは、行動規範に署名している必要がある |
NZQAの教育機関の検索ページでは、地域、種類(Private Training Establishmentなど)、カテゴリー(Category 1〜4)、行動規範の署名(Y/N)で絞り込めます。カテゴリーの意味は留学の学校選びを参照してください。
申し込む前に、入学の締め切り、費用、途中でやめたときの返金、学習の支援、苦情の手続きも学校に確認しましょう。
学費の保護(Student Fee Protection)
NZQAの学費保護の制度は、登録されたPTEで学ぶ学生が払ったお金を守るものです(NZQAのページ)。
- PTEがコースをやめた場合、まだ受けていない部分の学費が返金されます。
- 学費の合計がNZ$1,000(GST込み)を超える場合、学費は信託(trust)で管理されることになっています。
- 学費の合計がNZ$1,000以下のコースは、独立した管理者(trustee)への預け入れが免除される場合があります(NZQAのページ)。
- 留学生向けの学費保護は、PTEだけでなく、学校、ポリテクニック、大学などにも適用されます(NZQAのページ)。
学校が閉鎖したとき
NZQAによると、PTEやコースが閉鎖した場合は次のようになります(NZQAのページ)。
- 信託で管理されている学費の残りは、移った先の学校に渡されます。別の学校に移らない場合は返金されます。
- 閉鎖する学校は、学び続けたい学生がほかの学校に移れるよう手伝う必要があります。
- 返金の窓口は信託の管理者です。連絡先は入学時の資料に書かれています。
- 留学生は、ビザへの影響についてImmigration NZ(0800 558 855)に問い合わせます。
途中でやめるとき
返金の条件は、学生の種類とコースの長さで変わります。決められた期間(withdrawal period)を過ぎてからやめた場合は、自動的には返金されず、学校の返金規定に従います(NZQAのページ)。申し込む前に、学校の返金規定を確認してください。
手順
- 学ぶ期間を決める(3か月以内か、3か月を超えるか)。
- NZQAの検索ページで、候補の学校の登録、カテゴリー、行動規範の署名を確認する。
- 学費、返金の規定、学費の保護の方法を学校に確認する。
- 3か月以内ならNZeTAなどを準備し、3か月を超えるなら入学許可を受けて学生ビザを申請する。
- 保険に入る(留学生保険)。
費用
- 学費は学校とコースによって違います。各学校に確認してください。
- 英語学習の学生ビザの申請料はNZ$850からです。生活費として年NZ$20,000(短いコースは月NZ$1,667)を示す必要があります。
いずれも2026年10月時点です。最新の条件はImmigration NZのページで確認してください。
日本との違い・注意点
- NZでは、観光ビザやNZeTAのままでも、12か月の間に3か月まで学べます。3か月を超える場合は学生ビザが必要です。
- 学ぶ期間と滞在できる期間は別の条件です。ビザなしで入国する場合、滞在できるのも3か月までです。
- 日本人が海外に住所や滞在先を定めて3か月以上滞在する場合は、在留届を出すことが義務付けられています。3か月以内の渡航には、外務省の「たびレジ」があります(外務省のORRネットのページ)。
- 学校の広告や紹介だけで決めず、NZQAの検索ページで登録と署名を確認してください。
- ビザの判断に迷う場合は、Immigration NZか登録移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に相談してください。