留学生保険(Insurance for international students)
NZの留学生は原則として公的医療の対象外です。授業料を払う学生ビザでは、コース開始からビザの期限まで医療と旅行をカバーする保険への加入がビザの条件になります(PhDの学生を除く)。保険は、学校が守る行動規範(Code of Practice)の基準を満たし、学校が認めるものである必要があります。
詳細
留学生と公的医療
学生ビザなどの一時的なビザでNZに来る人は、原則として公的医療(publicly funded health care)の対象外です(Immigration NZのページ)。Immigration NZは、学生ビザの人は医療費を本人かスポンサーが払う必要があると説明しています。
例外として、学生ビザの人でも、18歳未満で公的医療の対象者の子どもであれば、対象になる場合があります(Health NZのページ)。自分が対象かどうかは公的医療を受けられる人(ビザ別)とImmigration NZのページで確認してください。
学生ビザの保険の条件
授業料を払う学生ビザ(Fee Paying Student Visa)では、次のとおり保険への加入がビザの条件になります(2026年10月時点、Immigration NZのページ)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補償の範囲 | 旅行と、NZで必要になる医療 |
| 期間 | コースの開始からビザの期限まで |
| 基準 | 下記の行動規範(Code of Practice 2021)の基準を満たし、学校が認めるもの |
| 例外 | 博士課程(PhD)の学生は保険が不要 |
ビザ全体の条件は学生ビザの概要を参照してください。
行動規範(Code of Practice)での保険の規定
留学生を受け入れる学校は、「教育(高等教育・留学生の生活支援)行動規範2021(Education (Pastoral Care of Tertiary and International Learners) Code of Practice 2021)」を守る必要があります。2022年1月1日から適用されています(Code of Practiceの本文)。行動規範の全体は留学生の行動規範(Code of Practice)を参照してください。
保険の規定は、高等教育の留学生では第44条(Outcome 10)、学校(小中高)の留学生では第65条(Outcome 15)です。学校は、2週間以上在籍する留学生が、できる限り適切な保険に入っているようにする必要があります。
NZQAの案内によると、保険は次の費用をカバーする必要があります(NZQAのページ)。
- NZでの医療
- NZへの往復とNZ国内の移動
- 本国への送還(repatriation)
- 死亡に関する費用
このほか、NZQAは次の点も説明しています。
- 在籍期間中の保険の規定は、ビザの種類にかかわらず適用されます。
- 在籍が2週間未満の場合、学校に保険を確認する義務はありません。
- 学校は本人の申告だけに頼らず、保険の内容を実際に確認することが求められています。
ACCとの関係
NZ国内の事故によるけがは、留学生を含めてACC(事故補償公社)が費用の多くを負担します。ただし、病気や帰国後の治療はACCの対象外です(ACCのページ)。詳しくはACC(事故補償制度)を参照してください。
手順
- 入学する学校に、学校が認める保険の条件を確認する。
- 保険の期間が、コースの開始からビザの期限までをカバーしているか確認する。
- 補償に、医療、往復と国内の移動、送還、死亡に関する費用が含まれているか確認する。
- 学生ビザを申請し、求められたら保険の加入を示す書類を出す。
- コースやビザを延長するときは、保険も合わせて延長する。
日本との違い・注意点
- 在ニュージーランド日本国大使館は、NZには日本のような国民保険制度がないため、日本出国前に海外旅行傷害保険に入るか、NZで医療保険に入るよう案内しています(大使館のページ)。
- 学生ビザでは、保険は行動規範の基準を満たし、学校が認めるものである必要があります。日本で保険に入る場合も、加入前に学校の条件に合っているか確認してください。
- 保険の加入はビザの条件です。保険が切れたままにならないよう、期限を管理してください。
- 自分のビザや保険の条件の判断は、学校の留学生担当、Immigration NZ、または登録移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください。