学校ゾーン(School zones/Enrolment schemes)
学校によっては、学校ゾーン(home zone)を決めた入学制度(enrolment scheme)を持っています。ゾーン内に住む子どもは、その学校に入学できます。ゾーン外からの入学は空きがある場合に限られ、希望者が多いと抽選になります。
詳細
入学制度(Enrolment scheme)とは
入学制度は、学校が定員を超えないようにしつつ、地元の家庭が必ず入学できるようにするための仕組みです。学校のまわりに「ホームゾーン(home zone)」という地域を決めます。ゾーンを持たない学校もあり、その場合は住所に関係なく入学を申し込めます。
ゾーン内に住んでいる場合
- ゾーン内に住む子どもは、その学校に入学する資格があります。
- 入学した後にゾーンの外へ引っ越しても、その学校に通い続けられます。
ゾーン外から申し込む場合
ゾーン外に住んでいても、入学を申し込むことはできます。ただし、入学は保証されません。ゾーン内の子どもが入学した後の空き枠と、申込者の数によって決まります。
学校はゾーン外の枠の数、申込の締切、抽選日を公表します。教育省によると、多くの学校は9月ごろにゾーン外の募集を告知します。
ゾーン外の申込は、教育訓練法(Education and Training Act 2020)が定める順位で受け付けます。
- 学校の特別プログラムに受け入れられた子ども
- 在校生のきょうだい
- 卒業生・元在校生のきょうだい
- 元在校生の子ども
- 学校の理事会(board)の職員の子ども、または理事の子ども
- その他すべての子ども
ある順位の申込者が残りの枠より多い場合、その順位の中で抽選(ballot)をします。
教育省のページでは、オークランドの2026年の日程として次の例が示されています。
| 学校 | 申込締切 | 抽選日 |
|---|---|---|
| セカンダリーとインターミディエイト | 2026年9月2日(水) | 2026年9月9日(水) |
| プライマリー | 2026年10月14日(水) | 2026年10月21日(水) |
締切と抽選日は学校ごとに異なることがあります。希望する学校で確認してください。
住所の確認
学校は、申込書に書かれた住所を、子どもが住んでいる住所として扱います。住所を確認する書類を求められることがあります。教育省の学校向けガイドラインでは、学校が使ってきた書類の例として、電気料金の請求書、銀行の取引明細、レイツ(rates、固定資産税)の請求書、賃貸契約書、法定宣誓書(statutory declaration)が挙げられています。
次の場合、理事会は入学を取り消すことができます。
- ゾーン内に住んでいる、または抽選で優先される立場にあると、偽って申し込んだ場合
- 入学のために一時的な住まいを使ったと判断された場合
教育省は、学校に入るために一時的にゾーン内へ引っ越すことはできないと説明しています。
住まい探しとゾーン
入学できるかどうかは、子どもが住んでいる住所がゾーン内かどうかで決まります。家を借りる、または買う前に、その住所がどの学校のゾーンに入っているかを確認しておくと判断の材料になります。賃貸の探し方は賃貸の探し方と契約を参照してください。
手順
- Education Counts の Find a schoolで、住所・学校名・地域から学校を探し、ゾーンの有無と範囲を確認する。
- 希望する学校のウェブサイトなどで、入学制度の内容と申込の締切を確認する。
- ゾーン内の場合は、学校に入学を申し込み、住所の確認書類などを用意する。
- ゾーン外の場合は、締切までに申し込み、抽選の結果を待つ。
制度の詳細は教育省の学校ゾーンのページで確認してください。
日本との違い・注意点
- 日本の公立小中学校では、市町村の教育委員会が通学区域に基づいて通う学校を指定するのが一般的です(文部科学省のページ)。NZでは保護者が学校に直接申し込みます。
- NZではゾーン外の学校にも申し込めますが、空き枠と抽選の結果次第です。
- ゾーンは学校ごとに決まっています。申し込む前に、その学校のゾーンを確認してください。
- ゾーンを持たない学校もあります。