止まっているスクールバスの追い越し(Passing a stopped school bus)
NZでは、子どもの乗り降りのために止まっているスクールバスの横を通るとき、20km/h以下で走る義務があります。対向車線から来る場合も同じです。道路の制限速度に関係なく適用されるため、地方の高速な道路でも減速が必要です。
詳細
20km/h以下で通るルール
止まっているスクールバスの横を通るときは、20km/h以下で走らなければなりません。このルールは、交通規則(Land Transport (Road User) Rule 2004)の5.6条で決められています。
対象になるのは、次のどちらかのスクールバスです。
| 場合 | 条件 |
|---|---|
| 子どもの乗り降りで止まっている | スクールバスの標識(school bus sign)を表示し、子どもを乗せたり降ろしたりするために止まっている |
| 標識のライトが点滅している | 子どもの絵とライトが付いた標識(W17-1.3)を表示し、ライトが点滅している |
ライトが点滅していなくても、子どもの乗り降りで止まっていれば対象です。
守ること
規則では、運転する人に次の2つを求めています。
- 子どもの安全に十分注意して運転する。
- バスのどの部分の横を通る間も、20km/hを超えない。
対向車線でも同じです
規則は、止まっているバスに「すれ違うとき(meeting)」と「追い越すとき(overtaking)」の両方を対象にしています。後ろから追い越すときだけでなく、反対方向から来るときも20km/h以下です。セルウィン地区(Selwyn District Council)は「Either Way it’s 20K(どちらの方向でも20km/h)」という呼びかけで、このルールを周知しています。
どんな道路でも適用されます
20km/hのルールは、その道路の制限速度に関係なく適用されます。制限速度が高い地方の道路でも、止まっているスクールバスの横では20km/h以下に落とします。セルウィン地区の資料でも、地方の道路と町の中の両方で守るよう呼びかけています。
スクールバスとは
規則でいうスクールバスは、子どもを学校へ送り迎えするため、または主に学校行事への送り迎えのために使われているバスです。料金を取るかどうかは関係ありません。
規則では、車両総重量(gross vehicle mass)が2,000kgを超えるスクールバス自体の最高速度は80km/hと決められています。
日本との違い・注意点
- 速度の数字が決まっています:NZでは「20km/h以下」という具体的な速度が規則で決められています。止まっているスクールバスを見たら、早めにブレーキをかけて減速します。
- 反対方向から来るときも対象です:センターラインの反対側にバスが止まっている場合でも、20km/h以下で通ります。
- 地方では特に注意:地方ではスクールバスが道路の脇に止まって子どもを乗り降りさせます。高速で走る道路でも急に止まっていることがあるため、前方をよく見て走ります。
- 学校の前の制限速度については、制限速度を読んでください。地方の道路の走り方は地方の道路の走り方にまとめています。
- 子どもの通学支援(スクールバスの利用条件など)は通学と通学支援を読んでください。
- 規則の原文はNZ法令サイトのLand Transport (Road User) Rule 2004で確認できます。