店の営業時間と営業制限日(Shop trading hours and restricted trading days)
NZで法律により多くの店が閉まるのは、クリスマス、聖金曜日、イースターサンデーの終日と、アンザック・デーの13時までの3日半です。それ以外の日の営業時間は店ごとに違います。イースターサンデーは、カウンシルの方針によって営業できる地域があります。
詳細
NZの店の営業時間は、店ごとに大きく違います。同じチェーンの店でも、場所によって開く時間と閉まる時間が違うことがあります。行く前に、各店の公式サイトや店頭の表示で確認しましょう。
一方で、法律で多くの店が閉まる日があります。決めているのは、店の営業時間法(Shop Trading Hours Act 1990)です。
法律で店が閉まる日(営業制限日)
営業時間法の第3条は、次の日に店を閉めるよう定めています。これを営業制限日(restricted shop trading days)といいます。
| 日 | 閉まる時間 | 祝日かどうか |
|---|---|---|
| クリスマス(12月25日) | 終日 | 祝日 |
| 聖金曜日(Good Friday) | 終日 | 祝日 |
| イースターサンデー(Easter Sunday) | 終日 | 祝日ではない |
| アンザック・デー(4月25日) | 13時まで | 祝日 |
条文は営業時間法で読めます。祝日の日付はNZの祝日一覧、アンザック・デーについてはアンザック・デーを読んでください。
営業制限日でも開いている店
Employment New Zealandのページによると、営業制限日でも次のような店は営業できます。
| 店の種類 | 条件 |
|---|---|
| コンビニ(convenience stores) | 食べ物、飲み物、日用品、身の回り品だけを、地域で必要な量だけ売る |
| ガソリンスタンド | コンビニと同じ品物のほか、燃料、オイル、車の部品 |
| 飲食店 | すぐに食べられる調理済みの食べ物 |
| 酒類のオン・ライセンスを持つ店 | 店内で飲むお酒 |
| 免税店 | ― |
| サービス業 | 美容院など。商品は売れない |
| 不動産会社 | 制限なし |
| 薬局 | 制限なし |
| 園芸店 | イースターサンデーだけ。主な商売が植物や園芸用品の店 |
| 書店・新聞の売店 | 本、雑誌、新聞、調理済みの食べ物 |
| 展示会・ショーの売店 | 催しのテーマに関係する品物 |
このほか、タウポ(Taupō)やクイーンズタウンなどの観光地を含む一部の地域は、例外が認められています。違法に店を開けた場合、店の占有者(occupier)に最高NZ$1,000の罰金が科されます。
お酒の販売には、別の法律のルールがあります。お酒の買い方を読んでください。
イースターサンデーは地域で違う
イースターサンデーは、市や地区のカウンシル(territorial authority)が地域の方針(local Easter Sunday shop trading policy)を定めると、店が営業できるようになります。営業時間法では、方針は地区全体か一部の地域を対象にでき、店の種類や時間を限ることはできません。方針は5年以内に見直す決まりです。
カウンシルによって対応は違います。2つの例を挙げます。
| カウンシル | 対応 |
|---|---|
| オークランド・カウンシル | 2017年8月24日に、方針を作らず今のままにすると決めた。見直しの予定はない |
| ティマルー地区カウンシル(Timaru District Council) | 地区全体でイースターサンデーの営業を認めている。2017年11月17日に採択、2022年4月5日に見直し |
内容はオークランド・カウンシルのページとティマルー地区カウンシルのページによります(2026年10月時点)。ほかの地域は、住んでいる地域のカウンシルのウェブサイトで確認してください。方針があっても、店が開くかどうかは店しだいです。
イースターサンデーに働く人の権利
Employment New Zealandのページによると、店で働く人は、イースターサンデーに働くことを断れます。コンビニやガソリンスタンドなど、もともと営業できる店で働く人も同じです。
- 雇い主は、イースターサンデーの4週間前から8週間前までの間に、断る権利があることを書面で知らせる必要があります。
- 断る人は、知らせを受け取ってから14日以内に、書面で雇い主に伝えます。
- 断ったことを理由に、不利な扱いをしてはいけません。
- イースターサンデーは祝日ではないため、働いた場合は通常の日曜日の給料になります(別の取り決めがある場合を除く)。
祝日に働いたときの給料は祝日の給料にまとめています。
土曜日の営業が始まったのは1980年
Te Araによると、1980年の法改正(Shop Trading Hours Amendment Act 1980)で、店が土曜日に営業できるようになりました(Te Araの解説)。
日本との違い・注意点
- クリスマスや聖金曜日、イースターサンデーは、スーパーなど多くの店が閉まります。前日までに買い物を済ませましょう。
- アンザック・デーは、13時を過ぎると開く店があります。
- 営業制限日でも開いている店は、売れる品物が限られています。いつもの品物が買えないことがあります。
- イースターサンデーに店が開くかどうかは、地域によって違います。旅行先では、各店の営業案内を確認しましょう。
- 祝日に営業する飲食店では、サーチャージ(追加料金)がかかることがあります。詳しくは外食の基本を読んでください。
- 買い物全般の違いはNZの買い物あるあるも読んでください。