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観光 / 国立公園

テ・パパ・クラ・オ・タラナキ国立公園(Te Papa-Kura-o-Taranaki)

雪をかぶったタラナキ山
Photo: Sulthan Auliya / Unsplash
概要

テ・パパ・クラ・オ・タラナキは、北島西岸のタラナキ山(標高2,518m)を中心とする国立公園で、旧名はエグモント国立公園(Egmont National Park)です。2025年4月1日に施行された法律で名前が変わり、タラナキなどの山々に法人格が与えられました。山頂への登山は上級者向けで、DOCは1月〜4月を勧めています。

詳細

テ・パパ・クラ・オ・タラナキ(Te Papa-Kura-o-Taranaki)は、北島西岸のタラナキ(Taranaki)地方にある国立公園です。以前はエグモント国立公園(Egmont National Park)と呼ばれていました。自然保護省(DOC、Department of Conservation)が管理しています(DOCの国立公園のページ)。NZの国立公園全体についてはNZの国立公園を見てください。

項目内容
保護の始まり1881年(森林保護区として)
国立公園の指定1900年(NZで2番目の国立公園)
最高地点タラナキ山(Taranaki Maunga)、標高2,518m
周辺の町ニュープリマス(New Plymouth)、イングルウッド(Inglewood)、ストラトフォード(Stratford)、オプナケ(Opunake)
道路での入口エグモント・ロード(Egmont Road、ノース・エグモント)、ペンブローク・ロード(Pembroke Road、ストラトフォード・プラトー)、マナイア・ロード(Manaia Road、ドーソン・フォールズ)
エリアノース・エグモント(North Egmont)、イースト・エグモント(East Egmont)、ドーソン・フォールズ(Dawson Falls)
ビジターセンターノース・エグモントとドーソン・フォールズ

公園には3つの火山の山があり、火山活動によってさまざまな植生が見られます。

2025年の法律と名前の変更

DOCのページによると、2025年4月1日に「Te Ture Whakatupua mō Te Kāhui Tupua 2025/Taranaki Maunga Collective Redress Act 2025」が施行されました。

  • 国立公園の名前が「Te Papa-Kura-o-Taranaki(旧エグモント国立公園)」になりました。
  • タラナキ(Taranaki)、ポウアカイ(Pouākai)、カイタケ(Kaitake)の山々は、テ・カーフイ・トゥプア(Te Kāhui Tupua)として法人格を持つことになりました。
  • テ・カーフイ・トゥプアの「顔と声」として、国とイウィ(iwi、部族)の代表からなるテ・トプニ・コーコーランギ(Te Tōpuni Kōkōrangi)が置かれました。
  • イウィの側は、タラナキの8つのイウィの団体が代表しています。

イウィとの和解の仕組みについてはワイタンギ条約の和解を見てください。

タラナキ山の山頂への登山(Taranaki Maunga summit climb)

DOCの登山のページによると、技術と体力の両方が必要な上級者向け(Advanced, Expert)のルートです。

区間距離時間の目安
ノース・エグモントの道路の終点(標高946m)〜タフランギ・ロッジ(Tahurangi Lodge)4km1時間30分〜2時間
タフランギ・ロッジ〜山頂2.3km3〜4時間
全体(下りを含む)—約9時間
  • DOCは、1月〜4月を、体力と装備のある人が登れる時期として案内しています。
  • 5月〜12月は雪崩の危険がある地形になり、登山の経験が必要です。アイゼン、ピッケル、ヘルメットのほか、雪崩用のビーコン、プローブ、スコップが必要です。
  • 火口には一年中、氷があります。DOCによると、この山での死亡の主な原因は氷の上での滑落です。
  • スコリア(火山の小石)の斜面での落石、急な崖、天気の急な悪化も危険です。
  • 登る前に、北側のビジターセンターで状況を相談するよう案内されています。

山頂でのお願い:タラナキ山は、タラナキのマオリにとってマウリ(mauri、生命の力)であり、祖先(tupuna)です。山頂のいちばん高い所には立たないでください。山頂付近でキャンプ、調理、トイレ、ごみを捨てることもしないでください。

ポウアカイ・クロッシング(Pouākai Crossing)

DOCのページによると、山の北側を歩く片道のトラックです。

項目内容
距離19km(片道)
時間の目安7時間30分〜9時間30分
出発北側のビジターセンター(North Taranaki Visitor Centre)
終点マンゴレイ・ロード(Mangorei Road)
難易度上級(Advanced)。バックカントリーの山歩きで、急で歩きにくい所がある
寄り道ポウアカイ・トリグ(Pouākai Trig、1,440m)、ポウアカイの池(tarns)
  • 片道なので、帰りの交通を手配します。シャトルバスは事業者に直接予約します。
  • ノース・エグモントの道路の終点は、工事のため2026年12月まで駐車場が限られています(2026年10月時点)。
  • ブーメラン・スリップ(Boomerang Slip)などで落石の危険があります。
  • 乾いた川床は、大雨ですぐに増水します。携帯電話がつながらない区間があります。
  • 冬はずっと難しくなり、ピッケル、アイゼン、雪崩の安全装備が必要です。
  • ポウアカイの池の周りは壊れやすい湿地です。木道の上を歩いてください。
  • トラック沿いの泉は、イウィ、ハプー(hapū)、ファーナウ(whānau)にとって大切な場所です。泉で体や物を洗わないでください。

守ること

  • 犬は入れません。猫、うさぎ、鳥など、全てのペットも同じです。
  • 許可なくドローンを飛ばすことは禁止されています。
  • 天気は変わりやすく、予測が難しいです。

手順

  1. DOCの国立公園のページで、注意情報とトラックの状況を確認する。
  2. 歩くトラックを決める。山頂やポウアカイ・クロッシングは上級者向けです。
  3. 片道のトラックでは、シャトルバスなどの帰りの交通を予約する。
  4. 天気予報を確認し、山頂に登る場合はビジターセンターで状況を相談する。
  5. 行程を信頼できる人に伝え、「この時刻までに連絡がなければ通報する」という時刻を決めておく(旅行中の安全)。

費用

国立公園への入園は無料です。山小屋(ハット)やロッジに泊まる場合の料金は、施設ごとにDOCのページで確認してください(山小屋とキャンプ場)。

日本との違い・注意点

  • 2025年4月から正式な名前がテ・パパ・クラ・オ・タラナキに変わりました。地図や案内では、旧名のエグモント国立公園が使われていることがあります。
  • 山そのものが法人格を持つ、という仕組みがあります。山頂では立たない、ごみを残さないなど、マオリの文化に基づくお願いがあります。
  • 夏(1月〜4月)でも火口には氷があり、山頂への登山は上級者向けです。
  • 国立公園にペットは連れて入れません。

関連項目

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