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観光 / 国立公園

DOCの山小屋とキャンプ場(DOC huts and campsites)

西海岸の山あいに建つ山小屋ブラウン・ハット
Photo: Jason Gardner / Unsplash
概要

自然保護省(DOC)は全国で950以上の山小屋(ハット)とキャンプ場を管理しています。予約が必要なハットと先着順のハットがあり、先着順のハットはハットチケットか年間パス(Backcountry Hut Pass)で払います。寝袋や調理器具、食料は自分で持って行きます。トランピングやキャンプをする旅行者と在住者向けです。

詳細

NZの国立公園や保護地には、自然保護省(DOC、Department of Conservation)が管理する山小屋(ハット、hut)とキャンプ場があります。DOCのページによると、ハットは全国に950以上あります。泊まる場所としてだけでなく、悪天候のときの避難場所にもなります。

グレートウォークのハットとキャンプ場の予約は、グレートウォーク一覧と予約で詳しく説明しています。

ハットの種類

DOCはハットを次の区分に分けています。

区分主な設備予約
グレートウォーク(Great Walks)マットレス、水、トイレ、手洗い、燃料付きの暖房。場所により照明、調理設備、管理人(warden)シーズン中は必要
個別料金(Individually priced)ハットごとに異なる。人気のハットや、山岳地のサービス付きハット(serviced alpine huts)など必要
サービス付き(Serviced)マットレス、水、トイレ、手洗い、燃料付きの暖房。場所により調理設備、管理人ハットにより必要
スタンダード(Standard)マットレス、水、トイレ。森林限界より低い場所では薪ストーブハットにより必要
ベーシック・ビビー(Basic huts/bivvies)ごく簡単な避難小屋不要
クラブ(Club huts)山岳会などが管理。マットレス、水、トイレ、手洗いなど一部で必要

ハットごとの区分と予約の要否は、DOCの各ハットのページで確認します。

予約が必要なハットと先着順のハット

DOCのハットは、次の2つに分かれます。

  • 予約が必要なハット(bookable huts):事前に予約し、予約のときに支払います。
  • 先着順のハット(first-come, first-served huts):予約はできません。行く前に支払いを済ませます。

先着順のハットの支払い方法は2つあります。

方法内容
ハットチケット(Backcountry Hut Ticket)1泊ごとに使う券。ときどき泊まる人向け
年間パス(Backcountry Hut Pass)12か月間、多くのサービス付き・スタンダードのハットに何泊でも泊まれる

ハットチケットは、予約が必要なハットの予約には使えません。年間パスは、予約にも使えます。

ハットチケットの使い方

  • DOCのビジターセンターや、販売店で買います。
  • 旅に持って行き、ハットにある料金箱(honesty box)に入れます。
  • 複数の券を組み合わせて、料金に合わせます。

2026年11月1日からは、予約のいらないハットのハットチケットを、DOCのオンライン予約システムでも買えるようになります。紙のチケットは、移行期間として2027年11月1日まで使えます。詳しくはDOCのハットチケットのページで確認してください。

年間パス(Backcountry Hut Pass)の条件

  • 購入時に指定した日から12か月間有効です。
  • 使い始める1か月前から買えます。
  • DOCのオンライン予約システムか、ビジターセンターで買えます。
  • 使えないハットがあります。対象外のハットは各ハットのページか、DOCの対象外リストで確認します。
  • テ・アラロア(Te Araroa)を歩く人は、このパスではなく、テ・アラロア・トラスト(Te Araroa Trust)の専用パスを使います。
  • 払い戻しは、購入から48時間以内で、予約に使っておらず、開始日の前である場合に限られます。

詳しくはDOCの年間パスのページで確認してください。

ハットにあるもの・ないもの

DOCのページによると、一般的なハットの設備は次のとおりです。

あるない
寝台(1人あたり幅75cmの共同の寝台)、トイレ(多くはくみ取り式か堆肥式)、水(雨水や川の水)、暖房(ガスか薪)、宿泊者名簿(hut book)、ほうきなどの掃除道具食料、調理器具、鍋、寝具(シーツや毛布)、シャワー、トイレットペーパー、ごみ箱

持って行くものは次のとおりです。

  • 寝袋
  • 調理器具と鍋
  • 食料
  • トイレットペーパー
  • ごみ用とリサイクル用の袋2枚

ハットでのマナー

DOCは、ハットの使い方として次の点を挙げています。

  • 宿泊者名簿(hut book)に必ず記入する。捜索救助のときに役立ちます。
  • ごみはすべて持ち帰る(Carry it in, carry it out)。
  • 後から着いた人のために場所を空ける。寝ている人がいるときは静かにする。
  • 泥の付いた靴は外に置く。
  • ガスを使うときは窓を開ける(一酸化炭素中毒を防ぐため)。ガスの暖房は夜は消す。
  • 火のそばを離れない。出発前に火を完全に消し、使った分の薪を補充する。
  • 屋内は禁煙(電子たばこも含む)。犬はハットに入れない。
  • DOCの許可なくドローンを飛ばさない。
  • 出発前に掃除し、ドアと窓を閉める。

DOCのキャンプ場

DOCはキャンプ場も運営しています。DOCのページによると、区分は次のとおりです。

区分主な設備
サービス付き(Serviced)水洗トイレ、水道、調理台、温水シャワー、ごみ回収
スタンダード(Standard)トイレと水。ほかの設備は場所により異なる
ベーシック(Basic)簡易トイレ。水はタンク、川、湖の水のことがある
バックカントリー(Backcountry)トイレと水。場所によりテーブルや調理用の小屋
グレートウォーク(Great Walk)約60か所。トイレ、手洗い、水

予約の要否はキャンプ場ごとに違います。車で泊まる場合のルールはフリーダムキャンプのルールとキャンピングカーも読んでください。

手順

  1. 歩くトラックと泊まるハット・キャンプ場を決め、DOCの各ページで区分と予約の要否を確認する。
  2. 予約が必要な場所は、DOCのオンライン予約で予約して支払う。
  3. 先着順のハットに泊まる場合は、出発前にハットチケットか年間パスを用意する。
  4. 寝袋、調理器具、食料、ごみ袋を準備する。
  5. 現地では宿泊者名簿に記入し、ハットチケットは料金箱に入れる。

費用

料金は1人1泊あたりです(2026年10月時点のDOCのページの記載)。年齢の区分は、大人が18歳以上、子ども(youth)が5〜17歳、幼児が0〜4歳です。

ハット

区分大人子ども幼児
サービス付きNZ$25NZ$12.50無料
サービス付き(ハットの外でキャンプ)NZ$12.50NZ$6.25無料
スタンダードNZ$15NZ$7.50無料
スタンダード(ハットの外でキャンプ)無料無料無料
ベーシック・ビビー無料無料無料
グレートウォーク、個別料金、クラブハットごとに異なるハットごとに異なるハットごとに異なる

サービス付きのハットは、季節により料金が変わる場合があります。グレートウォークのハットは、海外からの旅行者とNZ在住者で料金が違うことがあります。

年間パス(Backcountry Hut Pass)

種類料金(12か月)
大人(18歳以上)NZ$160
子ども(5〜17歳)NZ$80
幼児(0〜4歳)無料

一部の団体の会員には割引があります。

キャンプ場

区分大人子ども幼児
サービス付き(電源なし)NZ$25NZ$12.50無料
サービス付き(電源付き)NZ$20〜28NZ$10〜14無料
スタンダードNZ$10〜20NZ$5〜10無料
ベーシック無料無料無料
バックカントリー、グレートウォーク場所ごとに異なる場所ごとに異なる場所ごとに異なる

日本との違い・注意点

  • 多くのハットには管理人がいません。食事や寝具は出ないので、寝袋、調理器具、食料を持って行きます。
  • 先着順のハットは、満員でも予約で場所を確保できません。テントを持って行くなど、泊まれない場合に備えてください。
  • ハットにごみ箱はありません。ごみはすべて持ち帰ります。
  • ハットチケットは2026年11月1日からオンラインでも買えるようになります。紙のチケットは2027年11月1日まで使えます。
  • 天気は急に変わります。山歩きの基本はNZの国立公園で確認してください。

関連項目

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