LPGガスボンベの交換と安全な使い方(LPG gas cylinders)
バーベキューや移動式ヒーターに使う9kgのLPGボンベは、給油所やホームセンターなどで満タンのものと交換(swap)できます。ボンベは10年ごとの検査が必要で、検査の期限が切れると、検査を受けるまで充填できません。ガスのにおいがしたら、ボンベの栓を閉めて換気し、屋外に出て111に電話します。
詳細
NZのLPG
LPG(液化石油ガス)は、北島と南島の約30万の家庭と事業所で使われています(Gas Industry Coのページ)。都市ガスとの違いや契約の方法は電気・ガスの契約を見てください。
ボンベの大きさと主な使い道の例です(タウランガ市役所のページ)。
| 大きさ | 主な使い道 |
|---|---|
| 9kg | バーベキュー、屋外ヒーター、ガスこんろ、移動式のキャビネットヒーター |
| 90kg(45kgを2本) | ガスの暖房システム、ガスコンロ |
タウランガ市役所は、15kgを超えるボンベは資格のあるガス工事士(gasfitter)が設置する必要があると案内しています。
9kgボンベの交換(swap)
9kgのボンベは、空のボンベを満タンのものと交換するサービスがあります。例として次の2つがあります(アルファベット順)。
- Elgas(SWAP’n’GO):全国700以上の販売店(ホームセンターや給油所など)で交換できます。交換するボンベがない場合は、満タンのボンベを買えます。検査の期限が切れたボンベも、追加料金なしで交換できると案内しています(Elgasのページ)。
- Z(SWAP’n’GO):Zの給油所で、9kgのボンベを満タンのものと交換できます。他社のブランドのボンベも交換できると案内しています(Zのページ)。
料金や取り扱い店は各社のページで確認してください。
ボンベの検査(10年ごと)
WorkSafe(労働安全の規制機関)の資料によると、LPGのボンベは10年ごとに定期検査を受ける必要があります。
- 検査の年月と検査所の印は、ボンベの肩の部分か、バルブを守る輪の部分に刻印されます。
- タウランガ市役所は、新しいボンベの寿命は10年で、10年を過ぎたら再検査を受けないと充填できないと案内しています。
- ボンベにガスを詰めるのは、訓練を受けた人が専用の設備で行います(WorkSafeのガスの安全のページ)。
詳しくはWorkSafeのガスボンベのページで確認してください。海外から持ち込んだボンベには、別の手続きが必要です。
安全な使い方
WorkSafeとFire and Emergency NZ(消防)は、次のように案内しています。
- 立てて保管する:ボンベは必ず立てて保管・設置します。
- 熱や火から離す:空のボンベでも、熱や炎から離します。
- 傷を確認する:へこみやさびがあるボンベは使いません。バルブを自分で直そうとしません。
- 使わないときは栓を閉める
- 石けん水で漏れを確認する:水1/4カップに台所用洗剤を少し混ぜ、バルブにかけます。泡が出たら漏れのおそれがあります。栓を閉め、Oリング(ゴムの輪)を交換します。ボンベを交換したり充填したりした後にも確認します。
- バーベキュー:使うたびに余分な脂を取り除き、使っている間はその場を離れません。
室内のガスヒーター
移動式のLPGヒーター(キャビネットヒーター)は、煙突のない(unflued)ヒーターです。燃えたあとのガスや湿気が、そのまま部屋に出ます。WorkSafeは次のように案内しています(WorkSafeのガス暖房のページ)。
- 使うときは、必ず窓を開けます。
- 寝室、浴室、狭い場所では使いません。
- 家具、カーテン、服などから1m以上離します。服を乾かすのに使いません。
- 12か月ごとに点検を受けます。
- 炎が青ではなく黄色い、すすが付く、排気ガスのようなにおいがするときは、不完全燃焼のおそれがあります。一酸化炭素は頭痛や吐き気を起こし、命に関わることがあります。
- バーベキュー、屋外ヒーター、キャンプ用こんろなど屋外用のガス器具は、室内で使いません。
WorkSafeは、呼吸器の病気がある人のいる家では、キャビネットヒーターを勧めないとしています。
ガスのにおいがしたら
WorkSafeの案内は次のとおりです(WorkSafeのガス漏れのページ)。LPGには、漏れに気づけるようにわざとにおいが付けてあります。
- 火やたばこを近づけない。
- 電気のスイッチを操作しない。近くで携帯電話を使わない。
- 安全にできるなら、ガス器具とボンベの栓を閉める。
- ドアと窓を開けて換気する。
- においが消えなければ、建物の外に出る。
- 緊急のときは111に電話する。供給の問題はガスの小売会社、器具や設備の問題は資格のあるガス工事士に連絡する。
Fire and Emergency NZは、ガスのにおいがしたら家の外に出て111に電話するよう呼びかけています。
ガス工事と古いボンベの処分
- ガスの配管や器具の設置は、免許を持つガス工事士(licensed gasfitter)だけが行えます。依頼するときは、免許証(practising licence ID card)を見せてもらうよう案内されています(WorkSafeのガス工事のページ)。
- 使わなくなったボンベは、ごみ箱に入れられません。クライストチャーチでは、市のエコドロップ(EcoDrop)でLPGのボンベを無料で受け付けています。ほかの地域は電池・電子ごみ・ペンキ・薬品の捨て方を参考に、カウンシルに確認してください。
手順
- ボンベの刻印で、検査の年月を確認する。
- 空になったら、交換サービスのある店で満タンのボンベと交換するか、充填を頼む。
- ボンベを器具につないだら、石けん水で漏れがないか確認する。
- 使い終わったら栓を閉め、立てて、熱や火から離して保管する。
費用
交換や充填の料金は、会社や店によって違います。各社のページや店舗で確認してください。
日本との違い・注意点
- 9kgのボンベは、空のボンベを持っていけば、給油所やホームセンターなどで満タンのものと交換できます。
- ボンベは10年ごとに検査が必要です。古いボンベを使うときは、刻印された年月を確認してください。
- 煙突のない移動式のガスヒーターは、寝室や浴室では使えません。使うときは窓を開けます。
- ガス漏れのときに電話する番号は111です。電気のスイッチや携帯電話を、においのする場所で使わないでください。