RealMe(RealMe login / RealMe verified identity)
RealMeは、NZ政府のオンライン本人確認サービスです。1つのログインで多くの行政サービスに入れるほか、希望すれば「本人確認済みID(verified identity)」を無料で作れます。NZのパスポートがない日本人も、NZの入国管理記録をもとに申請できます。
詳細
RealMeは、NZ政府のオンラインの本人確認サービスです。内務省(Department of Internal Affairs、DIA)のウェブサイト一覧にも、政府全体で使うサイトとして載っています(DIAのページ)。
RealMeには、次の2つがあります(RealMeのページ)。
| 種類 | 内容 | 必要な場面 |
|---|---|---|
| RealMeログイン(RealMe login) | ユーザー名とパスワード。1つで多くのサービスに入れる | ほとんどのサービス |
| 本人確認済みID(RealMe verified identity) | ログインに追加する、政府発行のデジタルの身分証明 | オンラインで本人であることの証明が必要なサービス |
RealMeログイン
ログインは、使いたいサービスの画面から作ります。メールアドレスを入力し、ユーザー名と強いパスワードを決め、秘密の質問にいくつか答えます(RealMeログインのページ)。
- 二段階認証(two-factor authentication)を使えます。携帯電話の番号はアカウントで最新にしておくよう案内されています。
- 確認コードは、テキストメッセージのほか、認証アプリ(Google Authenticatorなど)でも受け取れます。海外にいるときは認証アプリが便利と案内されています(RealMeのヘルプ)。
- ユーザー名やパスワードを忘れたときは、ログイン画面のリンクから、メールか携帯電話に届く6桁のコードで再設定します。
本人確認済みID(verified identity)
本人確認済みIDは、RealMeログインに追加して作ります。2026年10月時点で、申請は無料で、有効期間は10年です(2023年1月5日以降に発行されたもの)(本人確認済みIDのページ)。
申請には、次のどれか1つの記録を使います。
- NZのパスポート(期限切れでも可)
- NZの出生証明書
- NZの市民権証明書
- NZの入国管理記録(NZ immigration record)
NZのパスポートを持っていない人も、NZの入国管理記録をもとに申請できます。日本のパスポートは、この一覧には載っていません。
- 13歳以下の人は、親または法定後見人の同意が必要です。
- サービスによっては、住所の確認も求められます。
- NZの外からも申請できます。その場合、写真はオンラインで撮り、身元保証人(referee)が必要になることがあります。
写真
写真は、スマートフォンやパソコンのカメラで自分で撮るか、RealMeの提携店(partner store)で無料で撮ってもらいます(写真のページ)。
- 明るい場所で、顔に影がないようにする
- 無地の背景で、後ろに人や物が写らないようにする
- カメラを正面から見て、口を閉じた自然な表情にする
- 帽子、色付きや縁の太い眼鏡など、顔を隠すものは着けない(宗教・医療上の理由がある場合を除く)
自分で撮る場合は5回まで試せます。5回でうまくいかないときは、14日待って新しく申請し直すか、提携店で撮ってもらいます。提携店は主にAA(自動車協会)の店舗や出張サービスです。申請番号と、求められた書類を持って行きます(提携店のページ)。
身元保証人(referee)
身元保証人が必要な場合は、次の条件を満たす人に頼みます。
- 16歳以上
- 申請者を1年以上知っている
- NZのパスポート(期限切れでも可)を持っている
- 家族ではなく、同じ住所に住んでいない
住所の確認
住所の確認にはNZ Postのサービスが使われます。信頼できるオンラインのデータと照合するか、郵送で確認コードが届きます(5〜7営業日)。対象はNZの住宅の住所だけで、私書箱(PO Box)や海外の住所は使えません(RealMeのヘルプ)。
RealMeを使う主なサービス
ほとんどのサービスはログインだけで使えます。本人確認済みIDが必要なサービスの例は次のとおりです(RealMeの利用先のページ)。
| 分野 | 本人確認済みIDが必要なサービスの例 |
|---|---|
| 政府 | 有権者登録(Enrol to vote) |
| 医療 | My Health Account |
| 教育 | StudyLink、一部の大学・専門学校 |
| 交通 | 運転免許の手続き、NZTAのアプリ |
| 銀行 | 一部の銀行 |
ログインだけで使えるサービスには、会社登記(Companies Register)、My MSD、MyACC、警察の身元照会(Police vetting)、各地のカウンシルなどがあります。My IR(IRDのオンラインサービス)などは、二段階認証付きのログインが必要です。
有権者登録、myIR、健康記録の記事もあわせて見てください。
個人情報の扱い
RealMeは、本人が同意した相手にだけ情報を渡す仕組みです。ほかの機関は、本人がどこでRealMeを使ったかを見られません。プライバシー法(Privacy Act 2020)の原則に沿って作られています(RealMeのプライバシーのページ)。
手順
本人確認済みIDを作る流れです。
- 使いたいサービスの画面か、RealMeのサイトからRealMeログインを作る。
- 本人確認済みIDの申請を始め、パスポート・入国管理記録などに載っている情報を入力する。
- 写真を撮って送る(自分で撮るか、提携店で撮ってもらう)。
- 求められた場合は、身元保証人の情報を入力する。
- 申請を送る。10営業日以内に連絡が来る目安です。
費用
2026年10月時点で、RealMeログインと本人確認済みIDの申請は無料です。提携店での写真撮影も無料です。
日本との違い・注意点
- 本人確認済みIDは、カードではなくデジタルの身分証明です。オンラインの手続きで使います。
- ビザ・パスポートの申請には本人確認済みIDは不要です(RealMeのヘルプ)。
- 本人確認済みIDの申請には、NZの入国管理記録などのNZの記録を使います。日本のパスポートは申請に使える記録の一覧に載っていません。
- 「RealMeでログイン」と書かれたサービスでも、ログインだけで足りる場合と、本人確認済みIDが必要な場合があります。使うサービスの案内を確認してください。
- 日本への一時帰国中など海外でログインするときは、テキストメッセージより認証アプリが便利と案内されています。出発前に設定しておくと安心です。
- 困ったときは、RealMeのヘルプで問い合わせ先を確認してください。