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生活インフラ / インターネット

ネット回線(Broadband)

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概要

NZの家庭用インターネットは、光ファイバー(fibre)、固定無線(fixed wireless)、衛星、銅線(VDSL・ADSL)などから、住所で使えるものを選んで契約します。使える回線はBroadband Mapで調べられます。契約前に期間と解約金を確認し、困ったときは無料のTelecommunications Dispute Resolution(TDR)に相談できます。

詳細

NZでは、家庭用のインターネット(broadband)を、通信会社(provider)を自分で選んで契約します。使える回線の種類は住所によって違います。電気・ガスとは別に契約します(電気・ガスの契約)。

回線の種類

種類特徴
光ファイバー(fibre)Consumer Protectionの案内では、最も速く安定した回線
固定無線(fixed wireless)携帯電話の電波(4G・5G)や、無線の事業者の網を使う
衛星(satellite)低軌道衛星(Low Earth Orbit)を使うサービスなどがある
銅線(VDSL・ADSL)電話線を使う。VDSLは多く使う人向け、ADSLは軽い使い方向け。電話局などからの距離で速さが変わる

Commerce Commissionの調査(Measuring Broadband New Zealand)は、これらの回線(ケーブル回線のHFCを含む)の実際の速度を測り、結果を公表しています。詳しくはCommerce Commissionのページで確認してください。

使える回線を調べる

Broadband Map NZは、InternetNZが運営する地図です。住所ごとに、使える回線の種類や速度の情報を確認できます。引っ越し、家の購入、プランの見直しのときに役立ちます。

地域によっては、携帯電話の電波が弱かったり、速い回線が使えなかったりします。物件を決める前に確認してください。

銅線の廃止

銅線網を運営するChorusは、銅線の電話・インターネットのサービスを順次やめています。Commerce Commissionの規則(Copper Withdrawal Code)で、次のことが決められています。

  • Chorusは、変更の少なくとも6か月前に利用者に通知します。
  • 銅線が止まるのは、光ファイバーが使える地域だけです。
  • 利用者が光ファイバーを申し込んだ場合は、家に設置してからでないと銅線を止められません。

詳しくはCopper Withdrawal Codeのページで確認してください。

停電時の固定電話と111

光ファイバーや固定無線を使う固定電話は、家の電源が必要で、停電すると使えません。通信会社には、次の義務があります(Commission 111 Contact Code)。

  • 新しい利用者に、停電時に固定電話が使えないことを伝える
  • 既存の利用者に、年に1回知らせる
  • 健康、安全、障害などの理由で111に連絡する必要が高く、ほかの手段がない利用者には、無料で代わりの連絡手段を提供する

詳しくは111 Contact Codeのページで確認してください。

プランを比べる

Consumer Protectionは、次の点を比べるよう案内しています。

  • 予算と、使い方(通話、メール、動画の視聴など)
  • 契約の形:期間の決まった契約(fixed-term)、期間のない契約(open-term)、前払い(pay-as-you-go)
  • データ量の上限と、超えたときの料金
  • 設置費用、支払いが遅れたときの手数料
  • 解約金(early termination fee)

書面に署名しなくても、電話で申し込みに同意すれば契約は成立します。詳しくはConsumer Protectionのページで確認してください。

Commerce Commissionは、通信会社の顧客対応(問い合わせへの応答時間、問題解決の早さ、請求書の分かりやすさなど)を調べたランキングを公表しています。Commerce Commissionは、これは助言や推薦ではないとしています。詳しくは顧客対応の比較のページで確認してください。

解約と乗り換え

  • 期間の決まった契約を途中でやめると、ふつう解約金がかかります。乗り換えは契約期間の終わりが適しています。
  • 期間のない契約は、請求期間の途中で解約すると、1期間分を請求されることがあります。
  • 割引のモデムや無料の設置などの特典は、早く解約すると返金を求められることがあります。
  • 引っ越しでは、古い契約と新しい契約の請求が重ならないよう、解約の時期を考えます。

詳しくは解約のページで確認してください。

遅い・つながらないとき

  • 夕方などの混む時間帯は、速度が落ちることがあります。天気の影響を受けるサービスもあります。
  • 光ファイバーの設置は、集合住宅や共有の私道で同意が必要な場合などに遅れることがあります。10営業日たっても進まなければ、通信会社に連絡します。
  • 速度テストの結果や、通信会社とのやり取りを記録しておきます。

詳しくはConsumer Protectionのページで確認してください。

苦情の相談先(TDR)

Telecommunications Dispute Resolution(TDR)は、通信会社とのトラブルを扱う独立した無料の機関です。

  • まず通信会社に苦情を伝え、6週間は解決の機会を与えます。
  • TDRが扱うのは、損害がNZ$15,000までの苦情です。
  • 利用できるのは、通信会社がTDRの会員の場合だけです。会員でない場合や、請求額がNZ$15,000を超えNZ$30,000までの場合は、紛争審判所(Disputes Tribunal)を利用できます。
  • 誤解を招く説明を受けたと考える場合は、Commerce Commission(0800 943 600)に知らせることができます。

詳しくは苦情の手順のページとCommerce Commissionのページで確認してください。

手順

  1. 住む物件の住所で、使える回線をBroadband Mapで調べる。
  2. 使い方と予算に合う回線の種類を決める。
  3. 複数の通信会社のプランを、料金、データ量、契約期間、解約金、設置費用で比べる。通信会社がTDRの会員かも確認する。
  4. 申し込み、設置の日程を決める。集合住宅や共有の私道では、設置に同意が必要なことがあります。
  5. 停電時の連絡手段(携帯電話など)を用意しておく。

費用

料金は通信会社とプランで違います。契約前に次の費用を確認してください。

  • 月額料金
  • 設置費用、モデムの費用
  • データ量を超えたときの料金
  • 解約金
  • TDRへの相談:無料
  • 紛争審判所の申立手数料:NZ$45〜NZ$180(2026年10月時点)

日本との違い・注意点

  • 住所によって使える回線が大きく違います。地域によっては、速い回線や携帯電話の良い電波が届きません。
  • 光ファイバーや固定無線の固定電話は、停電すると使えません。
  • 電話で申し込みに同意しただけで契約が成立します。条件をよく確認してから同意してください。
  • 通信会社によっては、TDRの会員ではありません。トラブルになったときの相談先が変わります。

関連項目

内容の誤りや古い情報に気づいたら、教えてください。公式の情報と照らし合わせて修正します。 誤りを報告する