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教育・子育て / 保育・幼児教育

FamilyBoostと保育料補助(FamilyBoost and Childcare Subsidy)

在住駐在
概要

保育料の負担を減らす制度に、IRDの「FamilyBoost」とWork and Incomeの「Childcare Subsidy」があります。FamilyBoostはNZの税務上の居住者が対象で、払った保育料の一部が四半期ごとにmyIRで払い戻されます。Childcare SubsidyはNZ国籍・永住者の低・中所得の家庭が対象で、補助は施設に直接払われます。

詳細

NZの保育料を補助する主な制度は、20 Hours ECE、FamilyBoost、Childcare Subsidyの3つです。3つの比較と20 Hours ECEは保育の費用と補助にまとめています。この記事では、申請が必要なFamilyBoostとChildcare Subsidyの条件と手続きを説明します。

項目FamilyBoostChildcare Subsidy
運営Inland Revenue(IRD)Work and Income
お金の流れ保護者がいったん全額払い、後から払い戻される施設に直接払われる
主な条件NZの税務上の居住者、5歳以下の子どもNZ国籍または永住者、低・中所得
申請方法myIRで登録し、四半期ごとに申請SmartStartか申込書で申し込む

FamilyBoostの対象

次の条件をすべて満たす人が対象です(2026年10月時点)。

  • 5歳以下の子ども(6歳の誕生日の前日まで)を世話していること
  • 認可を受けた幼児教育サービス(licensed ECE)の保育料を払っていること
  • 世帯所得が四半期でNZ$57,286未満であること
  • NZの税務上の居住者(tax resident)であること
  • myIRに登録していること

注意点は次のとおりです。

  • パートナーがいる場合、登録できるのはどちらか1人です。
  • 払い戻しは子どもごとではなく、世帯ごとです。
  • 別々に暮らす保護者は、日常的に子どもの世話をし、保育料を払い、別々の請求書がある場合に申請できます。
  • 施設が認可を受けているかは、Education Countsの検索ページ(Find an Early Learning Service)で確認できます。

税務上の居住者については税務上の居住者を参照してください。

FamilyBoostの申請期間

申請は四半期ごとです。四半期が終わった後なら、いつでも申請できます。

四半期期間
17月1日〜9月30日
210月1日〜12月31日
31月1日〜3月31日
44月1日〜6月30日
  • 申請できる期限は最長4年です。
  • IRDは、多くの払い戻しを15営業日以内に払うとしています。追加の情報が必要な場合や確定申告の処理中は、もっとかかることがあります。
  • 給与以外の所得(自営業など)がある人は、申請の前に確定申告を済ませる必要があります。

Childcare Subsidyの対象

保護者の条件は次のとおりです(2026年10月時点)。

  • 子どもの主な養育者(principal caregiver)であること
  • NZ国籍または永住者(permanent resident)であること
  • 家族の所得が低・中程度であること
  • NZに普段住んでいて、住み続ける意思があること

子どもの条件は次のとおりです。

  • 5歳未満であること。ほかに、まとめて入学する方式(cohort entry)の学校に入る前の5歳児、Child Disability Allowanceを受けている6歳未満の子どもも対象です。
  • 認められた幼児教育に週3時間以上通っていること

認められた幼児教育には、キンダーガーテン、プリスクール、保育センター、プレイセンター、コーハンガ・レオ(Kōhanga Reo)、認められた家庭的保育(home-based care)が含まれます。

保護者の状況補助される時間
働いている、学んでいる、認められた訓練を受けている、夜勤がある、重い病気や障がいがある、入院中の子どもなどを世話しているなど週50時間まで
上に当てはまらない場合週9時間まで

もう一方の親が子どもの世話をできる場合は、多くは週9時間までです。補助は、世話を始めた日か申し込んだ日の遅いほうから始まります。

手順

FamilyBoost

  1. IRDの対象者のページで条件を確認する。
  2. 必要な情報をそろえる。
    • 子ども:氏名、生年月日、IRD番号
    • 本人:氏名、生年月日、IRD番号、NZの銀行口座
    • パートナー(いる場合):氏名、生年月日、IRD番号
    • 施設:名前、住所、認可番号(Education Countsでは「institution number」)
  3. myIRにログインし、「I want to…」から「Register for FamilyBoost」を選んで登録する。登録は一度だけです。
  4. 四半期が終わったら、myIRのFamilyBoostの画面で「Claim FamilyBoost」を選ぶ。
  5. 施設の請求書か四半期ごとの明細(quarterly statement)を、PDFか画像でアップロードする。明細がある場合は明細だけで足ります。
  6. 内容を確認して送信する。

請求書を付け忘れた場合や、子ども・施設を追加する場合は、まだ上限まで受け取っていなければ、myIRから書類を追加できます。それ以外の誤りはIRDに連絡します。IRD番号とmyIRについてはIRD番号とmyIRを参照してください。

Childcare Subsidy

  1. MSDの「Check what you might get」で、受け取れる可能性を確認する。
  2. 補助を始めたい日の3〜4週間前までに申し込む。
    • すでにWork and Incomeを利用している人:SmartStartからRealMeでログインして申し込みます。所得の情報と、子どもの出生証明書が必要です。
    • 初めての人:Childcare Assistanceの申込書を使います。施設が担当者の欄を記入し、メールかサービスセンターで提出します。
  3. 初めての人は、政府が発行した身分証明書の原本をサービスセンターに持っていきます。

費用

FamilyBoostの払い戻し額

2025年7月1日以降に終わる四半期の金額です(2026年10月時点)。

世帯所得(四半期)払い戻し額
NZ$35,000未満保育料の40%まで。上限NZ$1,560
NZ$35,000〜57,286未満保育料の40%か、「NZ$1,560からNZ$35,000を超えた1ドルごとに7セントを引いた額」の少ないほう
NZ$57,286以上対象外
  • 対象は、払う必要がある保育料だけです。補助された分や寄付は含みません。
  • 給与など税金が引かれた所得は、その四半期の実際の所得で計算します。自営業などの所得は、最新の確定申告の額を4で割って計算します。両方ある場合は、大きいほうの計算を使います。

2025年7月1日より前の四半期は、保育料の25%まで、上限NZ$975、所得の上限NZ$45,000でした。最新の金額はIRDのFamilyBoostの金額のページで確認してください。

Childcare Subsidyの金額

子ども1人あたり1時間の金額です。家族の週の所得(税引き前)と子どもの人数で決まります(2026年4月1日からの金額)。

子どもの人数NZ$6.72NZ$5.36NZ$3.75NZ$2.09対象外
1人NZ$1,131未満NZ$1,131〜2,059.99NZ$2,060〜2,231.99NZ$2,232〜2,403.99NZ$2,404以上
2人NZ$1,301未満NZ$1,301〜2,369.99NZ$2,370〜2,556.99NZ$2,557〜2,747.99NZ$2,748以上
3人NZ$1,457未満NZ$1,457〜2,643.99NZ$2,644〜2,867.99NZ$2,868〜3,090.99NZ$3,091以上

週50時間の場合、最大で週NZ$336です。詳しい表はWork and Incomeの給付額のページで確認してください。

日本との違い・注意点

  • 日本では、幼稚園・保育所・認定こども園などを利用する3〜5歳児クラスの子どもの利用料が無料で、0〜2歳児は住民税非課税世帯が対象です(2019年10月から。こども家庭庁のページ)。NZのFamilyBoostは所得の条件があり、保育料の一部が戻る仕組みです。
  • FamilyBoostは、保育料をいったん全額払い、四半期が終わってから申請します。請求書や明細は保管しておいてください。
  • FamilyBoostはビザの種類ではなく、NZの税務上の居住者かどうかが条件です。Childcare SubsidyはNZ国籍または永住者が条件です。
  • 認可を受けていない施設の保育料は、FamilyBoostの対象になりません。
  • 対象になるかどうかの判断は、IRDかWork and Incomeに確認してください。

関連項目

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