ビザの条件変更(Variation of conditions)
就労ビザで雇用主・仕事・勤務地を変えるときや、働きながら3か月を超えて勉強するときは、ビザの条件変更(Variation of conditions)が必要です。AEWVなどでは「Job Change」という名前の申請になります。NZ国内からの申請料はNZ$325です(2026年10月時点、INZの料金ガイド)。
詳細
NZの一時ビザ(就労ビザ・学生ビザ・訪問ビザなど)には、働ける雇用主や仕事、勉強できる期間などの条件が付いています。この条件を変えたいときに申請するのが、条件変更(Variation of conditions)です。新しいビザを取り直すのではなく、今のビザの条件を変える手続きです。
自分の条件を確認する方法
ビザの条件は、次のどれかで確認できます。
- eVisa(電子ビザ)の書類
- パスポートのビザラベル(ある場合)
- ビザが出たときのImmigration NZ(INZ、移民局)からの手紙
- オンラインのVisa Verification Service
条件変更が必要になる主な場面(就労ビザ)
| 変えたいこと | 内容 |
|---|---|
| 雇用主 | 別の会社で働く |
| 仕事 | 同じ会社で別の職務に就く |
| 勤務地 | 別の場所で働く(複数の勤務地が最初から認められている場合を除く) |
| 勉強 | 働きながら3か月を超えて勉強する |
このほか、パートナーとの関係に基づく就労ビザの条件を外す場合も、同じ申請書を使います。
AEWVなどは「Job Change」
認定雇用主就労ビザ(Accredited Employer Work Visa、AEWV)、Global Workforce Seasonal Visa、Peak Seasonal Visaを持つ人は、「Job Change」という申請をします。それ以外の就労ビザの人は「variation of conditions」を申請します(AEWVについて)。
- AEWVでは、ビザに書かれた仕事・雇用主・勤務地でしか働けません。2つ目の仕事をすることもできません。
- 勤務地が同じで、主な職務が変わらない役職への異動なら、通常はJob Changeは要りません。
- 昇給だけなら、雇用主が新しい職務審査(job check)を受ける必要はありません。
- 新しい雇用主の仕事に移る場合は、職務審査で発行されるjob token番号が必要です。
- INZは、今のビザで別の仕事をすると、本人が国外退去(deportation)の対象になることがあり、雇用主も違反通知を受けることがあると案内しています。
条件変更ではなく新しいビザが必要な場合
- オープンな就労ビザ(Migrant Exploitation Protection Visaなど)を持っている場合
- 自営業をしたいが、今のビザにオープンな就労条件がない場合
- 勉強が滞在の主な目的になる場合(学生ビザを申請します)
訪問ビザ・学生ビザの場合
訪問ビザや学生ビザの人は、別の申請書(INZ 1020)で条件変更を申請します。訪問ビザでは、3か月を超えるパートタイムの勉強などが対象です。条件を変えても、ビザの有効期限は変わりません(INZの訪問ビザの条件のページ)。学生ビザで働く条件は学生ビザでのアルバイトを見てください。
審査中にビザが切れる場合
条件変更ではなく新しい一時ビザを申請していて、審査中に今のビザが切れる場合は、通常、暫定ビザ(Interim Visa)が自動で出ます。暫定ビザの申請料はかかりません(INZの暫定ビザのページ)。
手順
就労ビザの場合の流れです。
- 今のビザの条件を確認し、条件変更(またはJob Change)が必要かを確かめる。
- 書類をそろえる。パスポートのコピーに加え、雇用主・仕事・勤務地を変える場合は、雇用主名・本人名・職名・勤務地・職務内容・給与・労働時間・期間が書かれた仕事のオファーか雇用契約書が必要です。
- 必要に応じて、次の書類も用意する。
- job token番号(AEWVや季節労働の仕事)
- 雇用主が認定を受けていない場合は、雇用主の補足書類(Employer Supplementary Form、INZ 1113)
- 3か月を超えて勉強する場合は、教育機関の入学許可書と授業料の支払いの証明
- RealMeでログインしてオンラインで申請し、最後にクレジットカード(VisaまたはMastercard)で申請料を払う。支払いが済むまで申請は送られません。
- 結果を待つ。承認されるまでは、今のビザの条件の範囲で働きます。
申請の詳細はINZの条件変更のページで確認してください。
費用
INZの料金ガイド(INZ 1028)に載っている、一時ビザの条件変更(Variation of conditions on a temporary entry class visa)の料金です(2026年10月時点)。
| 申請する場所 | 申請料 |
|---|---|
| NZ国内から申請 | NZ$325 |
| NZ国外から申請(太平洋の指定国の国籍の人) | NZ$240 |
| NZ国外から申請(その他の国籍の人) | NZ$325 |
- 申請料は、申請が却下されても返金されません。
- 正確な金額は、INZの料金ページから料金検索ツールで「variation of conditions」を検索して確認してください。
日本との違い・注意点
- NZの就労ビザは、雇用主・仕事・勤務地が決められていることが多いです。転職や異動の前に、ビザの条件を変える手続きが必要かを確認してください。
- 新しい仕事を始めるのは、条件変更が承認されてからです。今のビザの条件と違う仕事をすると、国外退去の対象になることがあります。
- 条件を変えても、ビザの有効期限は延びません。滞在を延ばしたい場合は、新しいビザを申請します。
- この記事は制度の概要です。自分のケースで何が必要かは、INZか、免許を持つ移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください(移民アドバイザーへの相談)。