クイーンズタウンの季節労働(Seasonal work in Queenstown)
クイーンズタウン周辺には、冬(6〜9月ごろ)のスキー場の仕事と、夏(11〜2月ごろ)の観光の仕事があります。ワーキングホリデーで働く人にも最低賃金などの権利があり、仕事のために雇用主へお金を払う必要はありません。住まいの確保は地域の大きな課題です。
詳細
クイーンズタウン周辺は観光の町で、季節によって人手が必要になる仕事があります。Work and Income(社会開発省の就労支援窓口)は、季節労働の例として次の2つを挙げています。
| 季節 | 主な仕事 | 時期と地域(Work and Incomeの案内) |
|---|---|---|
| 冬 | スキー場や周辺の町での仕事 | 6〜9月ごろ。セントラル・オタゴ(Central Otago)などのスキー地域 |
| 夏 | レストランの接客からツアーガイドまで、観光の仕事 | 11〜2月ごろ。クイーンズタウンなどの観光地 |
地域の公式観光団体は、スキー場は例年6月中旬(天候による)から10月上旬まで営業すると案内しています。時期は年や天候で変わります。
スキー場の募集
スキー場の運営会社は、自社のサイトで冬の求人を出しています。2026年の冬シーズンでは、募集はシーズンの数か月前(1〜3月ごろ)から始まっていました。主な運営会社は次のとおりです(アルファベット順)。
| 運営会社 | スキー場 | 求人ページ |
|---|---|---|
| Cardrona & Treble Cone | カードローナ、トレブルコーン | Employment |
| NZSki | コロネットピーク、リマーカブルズ(ほかにカンタベリーのMt Hutt) | Careers |
- NZSkiは、ほとんどの冬の仕事で6月初めから10月中旬まで働けることを求めています。
- Cardrona & Treble Coneは、NZで働く資格があることの証明を求めています。一般的な仕事ではビザのスポンサーをしないと説明しています。
- どちらもスタッフ用の住まいは限られている、または紹介にとどまると説明しています。
ワーキングホリデーで働く場合
日本人向けワーキングホリデービザでは、一時的な仕事(temporary jobs)に就けます。常勤の仕事(permanent job)には就けず、事業主として事業を行うこともできません。条件は日本人向けワーキングホリデービザとImmigration NZのページで確認してください。
働き始める前にIRD番号(税務番号)を取得します(IRD番号の取得)。
働く人の権利
季節の仕事でも、ビザで働く人でも、最低賃金・書面の雇用契約・休憩などの最低限の権利があります(最低賃金と労働者の権利)。
Employment NZは、特に次の点を説明しています。
- 雇用主が、仕事を与える・続けさせる代わりにお金(premium)を求めることは違法です。給料から差し引く形や、受け取った給料を返させる形も同じです。
- 給料からの天引きは、本人が書面で同意し、合法で妥当な目的のものに限られます。
- 宿泊や食事と引き換えに働く場合も、雇用にあたる可能性が高く、最低賃金以上を「お金で」受け取る必要があります。宿泊だけを報酬にすることはできません。
- 雇用主が住まいを用意する場合、書面の合意があれば妥当な費用を天引きできます。合意がない場合の上限は、食事付きの住まい(board)で最低賃金の15%、住まいだけ(lodging)で5%です。
詳しくはEmployment NZのページで確認してください。
住まい
クイーンズタウン・レイクス地区カウンシル(QLDC)は、住まいの確保を地域の最も大きな課題の1つとしています(QLDCのページ)。部屋を借りる場合は、テナント法の基本とボンド(敷金)も読んでおいてください。
手順
- ビザの条件を確認する(日本人向けワーキングホリデービザ)。
- 働きたい季節を決め、雇用主の公式サイトや求人の探し方を調べる(NZでの仕事の探し方)。スキー場の仕事はシーズンの数か月前から募集が始まります。
- 住まいの見通しを立てる。スタッフ用の住まいがあるか、応募先に確認する。
- IRD番号を取得する(IRD番号の取得)。
- 書面の雇用契約を受け取り、内容を読んでから署名する。
日本との違い・注意点
- 南半球のため、スキーの仕事は6〜9月ごろ、夏の観光の仕事は11〜2月ごろです。
- 雇用主から、仕事を与える代わりにお金を求められたら、違法の可能性があります。ビザで働く人の搾取(exploitation)は、Employment NZに電話(0800 200 088)かオンラインで報告できます。
- 「住まいと食事だけ」で働く形でも、最低賃金はお金で払われる必要があります。
- 自分が働けるかどうかなど個別の判断は、Immigration NZか登録移民アドバイザー(licensed immigration adviser)に確認してください。