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自然・防災 / 動植物

NZの在来の木と植物(Native trees and plants)

NZのクリスマスツリーと呼ばれる在来の木、ポフツカワの赤い花
Photo: Wim Hovens / Unsplash
概要

NZの木、シダ、花の咲く植物の80%は、NZにしかない固有種です。代表的なのは、巨木のカウリ、クリスマスに赤い花を咲かせるポフツカワ、黄色い花のコーファイ、シルバーファーン(ポンガ)などです。森を歩く人や、NZの自然を知りたい人向けです。

詳細

自然保護省(DOC、Department of Conservation)のページによると、NZの木、シダ、花の咲く植物の80%は、NZにしかない固有種です。

項目内容
固有種の割合木・シダ・花の咲く植物の80%
在来の植生の広さ国土の約10〜15%
シダ温帯としてはシダの種類が多く、約40%は世界でNZにしかない
ブナの森5種の南半球のブナ(southern beech)でできている

代表的な木と植物

名前特徴
カウリ(kauri)世界有数の巨木。高さ50m以上、幹回り16mに達し、2,000年以上生きる
ポフツカワ(pōhutukawa)クリスマスのころに赤い花を咲かせる「NZのクリスマスツリー」
コーファイ(kōwhai)春に黄色い花を咲かせる。非公式の国花
リム(rimu)針葉樹のマキ科(podocarp)の木。木材として多く伐採された
シルバーファーン(silver fern、ポンガ/ponga)木生シダ。葉の裏が白い。NZの象徴

カウリ

カウリは、針葉樹のナンヨウスギ科(Araucariaceae)の木です。Te Ara(NZ百科事典)のページによると、世界で最も大きく、長生きする木の1つで、約2,000万年前に現れました。

北島のノースランド(Northland)にあるワイポウア・フォレスト(Waipoua Forest)は、まわりの森と合わせて、ノースランドで最も大きく残る在来の森です。ここには、最も有名なカウリ、タネ・マフタ(Tāne Mahuta)があります。名前はマオリ語で「森の王」という意味です。

項目タネ・マフタ
高さ51.2m
幹回り13.77m
幹の体積244.5m³
駐車場からの歩き片道約5分。車いすやベビーカーでも通れる

DOCは、カウリの根は地表近くにあって傷みやすいため、必ず道から外れないよう呼びかけています。くわしくはDOCのタネ・マフタのページで確認してください。

カウリは、土の中の病原体によるカウリ枯死病で枯れるおそれがあります。森に入る前と出るときは、靴の土を落とします(カウリ枯死病)。

ポフツカワ

DOCのポフツカワのページによると、ポフツカワはクリスマスのころに真っ赤な花を咲かせ、「NZのクリスマスツリー」と呼ばれています。

  • 自然に生えているのは、北島の北部(ニュープリマスとギズボーンより北)です。ただし、植えれば国中で育ちます。
  • マオリの神話でも大切な木です。北端のレインガ岬(Cape Reinga)には、樹齢800年のポフツカワがあります。
  • 外来のポッサム(possum)が葉を好んで食べます。激しく食べられると、成木でも3年で枯れることがあります。
  • フトモモ科(Myrtle family)の木のため、NZに定着した病気、マートルラスト(myrtle rust)の脅威もあります。

コーファイ

DOCのコーファイのページによると、コーファイはNZで最もよく知られた在来の木の1つで、非公式の国花です。

  • 春に、鮮やかな黄色の花をたくさん咲かせます。
  • NZでは、ソフォラ属(Sophora)の8種がコーファイとされています。
  • トゥイ(tūī)、ベルバード、ケレルー(kererū、NZのハト)が葉や花を食べに来ます。

鳥についてはNZの鳥を見てください。

リム

Te Araのページによると、リムは、NZで最も大きい針葉樹の科であるマキ科(podocarp)の木です。

  • マキ科の木は、木のような松かさを作りません。種のまわりに色の鮮やかな果肉があり、鳥が食べて種を運びます。
  • リムとカヒカテア(kahikatea)は、かつて低地の森に広く生えていました。どちらも木材として価値が高く、大量に伐採されました。

シルバーファーン(ポンガ)

国立博物館テ・パパ(Te Papa)のシルバーファーンのページによると、シルバーファーン(ポンガ)は幹の高さが12mほどになる木生シダです。

  • 葉の裏は多くが白く、本当に「銀色」なのは北部の一部だけです。
  • 葉の裏が月の光を反射するため、夜に森の道を歩く目印になりました。
  • マオリにとって、葉の形は強さ、粘り強さ、長く続く力を表します。
  • 1880年代からNZの象徴とされ、ラグビーの代表チームは1888年からシルバーファーンを身につけています。

日本との違い・注意点

  • NZの植物の多くは、世界でNZにしかありません。カウリの森では、根を傷めないよう、木道やトラックから外れないでください。
  • NZは南半球にあり、季節が日本と逆です。ポフツカワの花が咲くのはクリスマスのころ(NZの夏)です。
  • カウリの森では、カウリ枯死病を広げないよう、衛生ステーション(cleaning station)で靴の土を落とします。閉鎖されたトラックには入りません。
  • 国立公園など、DOCの土地での決まりは場所ごとに違います。訪れる前にDOCのページで確認してください。

関連項目

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