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自然・防災 / 地震・防災

津波(Tsunami)

概要

NZの海岸線全体と大きな湖に津波の危険があります。海の近くで長い揺れか強い揺れを感じたら「Long or Strong, Get Gone」で、警報を待たずにすぐ高台か内陸へ逃げます。自分の住まいや職場が津波避難区域にあるかは、地域の防災当局の地図で確認できます。

詳細

NZの海岸線全体と大きな湖に、津波の危険があります。地震への備え全体は地震・津波の備えを見てください。この記事では津波に絞って説明します。

Long or Strong, Get Gone(長いか強い揺れなら逃げる)

海の近くで次のことがあったら、公式の警報を待たずに、すぐに最寄りの高台か、できるだけ内陸へ逃げます(Get Readyの津波のページ)。

  • 立っているのが難しいほどの強い揺れ、または1分以上続く長い揺れ
  • 海面の急な上がり下がり
  • 海からの大きな音や、いつもと違う音

揺れている間は「Drop, Cover and Hold」で身を守り、揺れが止まったらすぐに逃げます。湖など大きな水辺にいるときも、水辺から離れて高い場所へ移ります。

  • できるだけ歩くか、走るか、自転車で逃げます。車は渋滞で動けなくなるおそれがあります。
  • ペットを連れて行くと避難が遅れる場合は、置いて逃げます。

近くの津波と遠くの津波

  • 近くで起きた地震による津波は、数分で届くことがあります。公式の警報やサイレンが間に合いません(NEMAの警報のページ)。揺れそのものが唯一の合図だと考えて行動します。
  • 遠くで起きた地震による津波(南米など太平洋の反対側)は、NZに届くまで数時間かかることがあります。この場合は、公式の警報や避難の案内が出されます。

公式の警報

津波の警報は、国家緊急事態管理庁(NEMA、National Emergency Management Agency)が出します。

  • 警報はNEMAのサイト(civildefence.govt.nz)に掲載され、ラジオやテレビでも放送されます。
  • 地域によっては、サイレン、携帯電話、拡声器などでも知らされます。
  • 警報が出たら、すぐに指示に従います。次の連絡を待たずに行動してください(Get Readyの津波の資料)。

緊急速報メール:Emergency Mobile Alert

Emergency Mobile Alertは、公的機関が対応する携帯電話へ送る緊急のメッセージです。登録は不要で、受け取りを止めることはできません。

ただし、基地局が壊れたときや停電のときは届かないことがあります。携帯電話の通知に頼らず、「Long or Strong, Get Gone」で自分で判断して逃げてください(Get Readyの津波ガイド(2022年1月))。

津波避難区域(tsunami evacuation zone)

津波避難区域は、津波のときに避難が必要になる場所です。区域の色は、津波の大きさに応じて避難する範囲を表します。Get Readyの地図で住所を入れて確認できます。地図に載っていない地域は、地図に記載された各地の防災当局に問い合わせます。

地図は、現在の警報を表示するものではありません。区域の分け方や色の意味は地域によって違うため、住んでいる地域の防災当局のページで確認してください。

オークランドの例

オークランド緊急事態管理局のページに、赤と黄色の避難区域の地図があります。自宅・学校・職場が区域内か確認できます。

ウェリントン地方の例

ウェリントン地方緊急事態管理局(WREMO)のページでは、3つの色で区域を分けています。

色意味
赤海辺と海、一部のとても低い土地
オレンジ(赤を含む)南米近くなど太平洋の大地震で、ウェリントンの海岸に最大5mの津波が来る場合に避難する範囲。時間があるため、防災当局が警報と避難の案内を出す
黄色長いか強い揺れを感じたら、必ず避難する範囲
  • ウェリントンでは、長いか強い揺れのときの安全な場所の境目を示す青い線(Blue Line)が、道路や歩道に引かれています。
  • 高台へ行けない場合は、揺れが止まった後に建物の5階以上へ上がる方法も案内されています。

サイレン

一部の地域には津波のサイレンがあります。サイレンを使うかどうかと管理は、各地域の防災当局(CDEM Group)と自治体が決めます。近くで起きた地震による津波では、サイレンを鳴らす時間がないことがあります。地震でサイレンが壊れることもあります。

クライストチャーチの例

クライストチャーチ市のお知らせによると、ブルックランズ(Brooklands)からテイラーズ・ミステイク(Taylors Mistake)までの海岸に45基のサイレンがあり、年に2回試験をしています。数時間かけて届く遠くの津波に備えるための仕組みです。

避難した後

  • 公式に安全だと知らされるまで、避難した場所にとどまります。
  • 津波や津波の警報の後、少なくとも24時間は、海、河口、川、小川に近づかないでください。
  • 津波の波や流れは、最初の波が来た後も長く危険が続きます。

手順

  1. Get Readyの地図で、自宅・職場・学校・よく行く海辺が津波避難区域か確認する。
  2. 区域内なら、歩いて行ける高台か内陸の避難先と、その道順を決めて、実際に歩いてみる。
  3. 旅行先の海辺でも、宿に着いたら高台への道を確認しておく。
  4. 海の近くで長いか強い揺れを感じたら、Drop, Cover and Holdの後、すぐに高台へ逃げる。
  5. 警報が出たら指示に従い、安全と知らされるまで戻らない。

日本との違い・注意点

  • 日本では、気象庁が地震発生から約3分(一部は約2分)を目標に、大津波警報・津波警報・津波注意報を出します(気象庁のページ)。NZでは、近くで起きた地震による津波には公式の警報が間に合わないとされています。揺れを感じたら自分の判断で逃げてください。
  • 避難区域の色や地図の作り方は、NZの中でも地域ごとに違います。引っ越しや旅行のときは、その地域の防災当局のページで確認してください。
  • サイレンは全国にあるわけではありません。サイレンが鳴らないことを理由に、避難を遅らせないでください。
  • 救急・警察・消防はすべて111です(111に電話するとき)。

関連項目

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