生ごみの回収と堆肥づくり(Food scraps collection and composting)
生ごみ(food scraps)の回収があるかどうか、出し方、料金は、住んでいる地域のカウンシルによって違います。オークランドは生ごみ専用の箱、クライストチャーチは生ごみと庭のごみを一緒に入れる緑のごみ箱で、毎週集めます。回収のない地域では、家庭での堆肥づくりという方法もあります。
詳細
回収があるかは地域しだい
家の前の道路脇(kerbside)での生ごみ回収は、地域のカウンシル(council、市や地区の自治体)が行います。回収があるかどうか、容器、回収の頻度、料金はカウンシルごとに違います。
回収がある地域で出せるものの基本は、全国で同じです(環境省(Ministry for the Environment)の生ごみのページ)。資源ごみ全体の分け方はごみ・リサイクルを見てください。
| 出せるもの | 出せないもの |
|---|---|
| 野菜や果物の皮、食べ残し、加熱済み・生の肉、乳製品、肉や魚の骨、コーヒーかす、茶葉 | 堆肥化・生分解性の容器やカトラリー、紙・段ボール(内張りに使う場合を除く)、ラップなどのプラスチック、コーヒーポッド、ティーバッグ |
環境省は、出せないものの理由を次のように説明しています。
- 生分解性の容器:分解に特別な条件が必要で、ほとんどの処理施設では処理できません。
- ティーバッグ:プラスチックの繊維を使っているものが多くあります。
- コーヒーポッド:プラスチックやアルミでできていて、分解されません。
生分解性の内袋、庭のごみ、貝殻を出せるかは、カウンシルによって違います。
例:オークランド
オークランド・カウンシル(Auckland Council)の生ごみ回収は、サービスのある地域で、毎週、ごみの回収日に集めます。集めた生ごみは、エネルギーと液体肥料に変えられます。
- 容器:台所用の白い小さな箱(kitchen caddy)にためて、屋外用の大きな箱に移します。
- 内袋:カウンシルの内袋、新聞紙、ペーパータオル、紙袋が使えます。ビニール袋、カウンシル以外の内袋、生分解性(compostable)の袋は使えません。
- 出せるもの(オークランドの案内):上の表のほか、パン、パスタ、ご飯、魚介類のくず、卵や木の実の殻、固まった油、室内の切り花。
- 出せないもの(オークランドの案内):液体、布、おむつ、ペットのふん、土や石、庭のごみ、ティーバッグ、たばこの吸い殻など。
- におい対策:内袋は2〜3日ごとに替え、生ごみを冷蔵庫や冷凍庫で保管する方法も案内されています。
詳しくはオークランド・カウンシルの生ごみの箱の使い方のページで確認してください。
例:クライストチャーチ
クライストチャーチ市役所(Christchurch City Council)は、緑のごみ箱(green bin)で生ごみと庭のごみを一緒に集めます。回収は毎週です。
- 出せるもの:果物・野菜、肉・骨・魚、パン、乳製品、コーヒーかす、茶葉、貝殻、切り花、剪定した枝や葉、刈った芝。
- 出せないもの:新聞紙、ピザの箱、ペーパータオル、シュレッダーした紙などの紙類、生分解性の袋・内袋・容器、ティーバッグ、灰、木材、おがくず、おむつ、土や石など。
- 処理:ブロムリー(Bromley)の処理施設で堆肥にされます。市は年に約55,000トンを処理していると案内しています。
オークランドと違い、紙類は内袋としても入れられません。詳しくはクライストチャーチ市役所の緑のごみ箱のページで確認してください。ごみ箱のサイズや収集日はクライストチャーチの暮らしも見てください。
例:ウェリントン
ウェリントン市役所(Wellington City Council)は、2026年10月時点で、市全体での生ごみの路上回収を行っていません。
- 2020年9月〜2022年3月に、ミラマー半島(Miramar Peninsula)で生ごみ回収と家庭での堆肥づくりの試験を行いました。
- 市は、2024〜2034年の長期計画で、市全体の生ごみ回収を始めるための予算を確保したと案内しています。
- 市は、市中心部と一部の地区で生ごみを集める団体(Kaicycle)や、ワームファームの定期サービスを行う団体(Why Waste)を紹介しています。
最新の状況はウェリントン市役所の試験のページとウェリントンの暮らしで確認してください。
家庭での堆肥づくり(composting)
回収のない地域や、庭のある家では、家庭で堆肥にする方法もあります。ウェリントン市役所は、次の3つの方法を紹介しています。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| コンポスト容器(compost bin) | 生ごみと庭のごみを、栄養のある堆肥に変える |
| ワームファーム(worm farm) | ミミズを使って生ごみを分解する |
| ボカシ(bokashi) | 専用の容器で生ごみを発酵させる |
ウェリントン市役所によると、市の埋め立て処分場(Southern Landfill)に運ばれる路上のごみの3分の1以上が食べ物のごみです。やり方はウェリントン市役所の堆肥のページで確認できます。
手順
- 住んでいる地域のカウンシルのウェブサイトで、生ごみ回収があるか確認する。
- 回収がある場合は、使える内袋と、出せるもの・出せないものを確認する。
- 台所の小さな箱にため、回収日に屋外の箱を道路脇に出す。
- 回収がない場合は、家庭での堆肥づくりなど、地域で案内されている方法を確認する。
費用
- オークランドの生ごみ回収は、2025/2026年度、物件1件あたり年NZ$78.50が固定資産税(rates)に加算されます(2026年10月時点)。サービスのある地域では、箱を使わなくても支払いは免除されません。
- ほかの地域の料金は、地域のカウンシルに確認してください。
日本との違い・注意点
- 生ごみ回収の有無、容器、内袋のルールはカウンシルごとに違います。オークランドでは紙の内袋が使えますが、クライストチャーチでは紙類は入れられません。
- 「生分解性(compostable)」と書かれた袋や容器でも、多くの地域で出せません。
- ティーバッグとコーヒーポッドは、生ごみに出せません。
- 生ごみの回収は、ほかのごみより回収の頻度が高い地域があります(クライストチャーチの緑のごみ箱は毎週、赤と黄色は2週間ごと)。