オンライン診療(Telehealth)
NZでは、電話やビデオ通話でGP(かかりつけ医)などの診察を受けるオンライン診療が使えます。Health NZが補助する24時間のオンラインGPサービスもあり、14歳未満やCommunity Services Cardの保持者は料金が安くなります。受診が必要か迷うときは、無料・24時間のHealthline(0800 611 116)に電話で相談できます。
詳細
オンライン診療とは
オンライン診療(telehealth)は、離れた場所からデジタル技術を使って受ける医療です。ビデオ通話、電話、メッセージ、メールなどが含まれます(Medical Council of New Zealandの声明)。
NZの患者にオンラインで診療する医師は、NZで医療を行っているとみなされ、Medical Councilへの登録が求められます。オンラインでも、対面と同じ水準の診療をすることになっています。
主な使い方
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 登録しているGPの電話・ビデオ診察 | 対応しているかや料金は、診療所ごとに違う |
| Health NZが補助するオンラインGPサービス | 24時間・毎日。スマートフォン、タブレット、パソコンでビデオ診察 |
| Healthline(0800 611 116) | 看護師などが電話で相談に乗る。無料・24時間 |
Health NZが補助するオンラインGPサービス
Health NZの資料によると、Health NZが認めた8つの事業者が、24時間・毎日オンラインで診察しています。次のような人に向けたサービスです。
- GPに登録していない人
- 登録しているGPの予約がすぐに取れない人
- 夜間・休日に診てほしい人
事業者は次の8つです(アルファベット順)。
- Bettr Online
- CareHQ
- Emergency Consult
- MedOnline
- Pocket Lab
- Practice Plus
- Tend
- The Doctors Online
事業者によって、オンラインで予約する方式と、順番待ちの列に並ぶ方式があります。一覧は資料に記載されたHealth NZのページ(info.health.nz/onlinegp)で確認してください。
資料では、次のような相談に使えるとされています。
- せき、かぜ、インフルエンザ
- 皮膚の症状や発疹
- おなかの不調(胃腸炎など)
- 軽いアレルギー
- 処方箋、診断書(medical certificate)
診察の記録は、本人が断らない限り、ふだんのGPに共有されます。GPに登録していない人は、登録の手伝いを受けられることもあります。
処方薬
オンライン診療でも、処方箋を出してもらえることがあります。Medical Councilの声明では、次のように求めています。
- 初めて使う薬を処方するときは、特に注意する。
- 繰り返し同じ薬が必要な人は、病状に合わせて定期的に対面で診察を受ける。
- 一部の規制薬物(class A・class B)を初めて処方するときは、適切な診察を行う。
薬の受け取り方と料金は薬局と処方薬を見てください。
Healthline
体調が悪いが医師に診てもらう必要があるかわからないときに、電話で相談できる無料のサービスです。24時間いつでも使えます。通訳も頼めます(govt.nzのページ)。
手順
- 命に関わるときは、すぐに111に電話する(救急(111)とHealthline)。
- 受診が必要か迷ったら、Healthline(0800 611 116)に相談する。
- 登録しているGPに、電話・ビデオ診察ができるか聞く。
- GPに登録していない、または予約が取れないときは、オンラインGPサービスの事業者を選び、予約するか列に並ぶ。
- 処方箋が出たら、薬局で薬を受け取る。
費用
ふだんのGPの電話・ビデオ診察の料金は、診療所ごとに違います。料金は診療所に確認してください(govt.nzのページ)。
Health NZが補助するオンラインGPサービスの料金の上限は、Health NZの資料では次のとおりです(2026年10月時点で公開されている資料の内容)。
| 年齢 | Community Services Cardあり(日中/夜間・休日) | カードなし(日中/夜間・休日) |
|---|---|---|
| 14歳未満 | 無料/無料 | NZ$30まで/NZ$40まで |
| 14〜17歳 | NZ$30まで/NZ$40まで | NZ$55まで/NZ$65まで |
| 18歳以上 | NZ$33まで/NZ$43まで | 事業者が決める |
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| Healthlineへの電話 | 無料 |
| 処方薬 | 薬局と処方薬を参照 |
料金は変わることがあります。受診の前に、各事業者のページで確認してください。
日本との違い・注意点
- オンラインGPサービスは、18歳以上でCommunity Services Cardがないと、料金を事業者が決めます。受診前に料金を確認してください。
- 診察の記録は、断らない限りふだんのGPに共有されます。共有してほしくないときは、その場で伝えてください。
- 繰り返し使う薬は、オンラインだけでなく、定期的に対面での診察が必要になることがあります。
- GPに登録すると、対面の診察料が安くなります(GP(かかりつけ医)への登録)。
- 公的医療の対象かどうかで、医療費の負担が変わります(公的医療を受けられる人)。
- 自分の症状でどこを受診すべきかは、Healthlineや医療者に相談してください。この記事は制度の説明です。