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観光 / 国立公園

トンガリロ・アルパイン・クロッシング(Tongariro Alpine Crossing)

概要

トンガリロ国立公園の活火山地帯を歩く片道の日帰りトラックで、11〜4月は7〜8時間かかります。夏はスタート地点の駐車場に止められないため、シャトルの利用が基本です。天気が急変しやすく、噴火の可能性もある場所なので、出発前に天気と火山の情報を確認してください。

詳細

トンガリロ・アルパイン・クロッシング(Tongariro Alpine Crossing)は、北島中央部のトンガリロ国立公園にある日帰りのトラックです。自然保護省(DOC、Department of Conservation)が管理しています。国立公園の概要は「NZの国立公園」を見てください。

コースの基本

DOCのページとDOCの案内資料(PDF)によると、主な内容は次のとおりです。

項目内容
種類片道(スタートとゴールが別の場所)
スタートマンガテポポ・ロード(Mangatepōpō Road、標高1,120m)
ゴールケテタヒ・ロード(Ketetahi Road、標高760m)
所要時間11〜4月:7〜8時間、5〜10月:9時間
標高差上り下りとも約1,196m
難易度中級〜上級(Intermediate, Expert)。高い体力が必要
子ども10歳未満には勧められていません
  • 最初の5.4kmは、ソーダ・スプリングス・ウォーク(Soda Springs Walk)と同じ道です。
  • 道は急な上り下りが続きます。
  • マウンテンバイクは通れません。許可なくドローンを飛ばすことは禁止されています。

駐車場とシャトル

  • DOCによると、夏の間は、マンガテポポの駐車場にクロッシングを歩く人は車を止められません。DOCの案内資料では、駐車の制限はレイバー・デーの週末(10月)から4月30日までです。
  • ゴールのケテタヒ付近には、民間の駐車場があります。
  • DOCは、クロッシングへの行き方としてシャトルを勧めています。シャトルは、オハクニ(Ohakune)、タウマルヌイ(Taumarunui)、トゥランギ(Tūrangi)、タウポ(Taupō)などから出ています。各地のi-SITE(観光案内所)で予約できます。
  • DOCは、約NZ$40のシャトル料金の一部が、DOCの保全活動に使われると説明しています(2026年10月時点)。

トラックの予約(無料)

DOCは、トラックのどの部分を使う人にも予約を勧めています。DOCの予約のページによると、内容は次のとおりです。

  • 予約は無料です。
  • シャトルやガイド付きツアーを使うには、トラックの予約が必要です。
  • 予約の方法は、オンラインのフォーム、各地の観光案内所、シャトルやガイドの事業者経由の3つです。事業者が予約を代行するかは、各事業者に確認します。
  • オンラインでは、連絡先の電話番号、メールアドレス、グループの代表者の名前が必要です。
  • トンガリロ・ノーザン・サーキットの山小屋かキャンプ場を予約している人は、別の予約はいりません。
  • 予約なしで来ても罰則はありませんが、駐車場ではレンジャーに予約の控えを見せるよう求められます。

トイレと水

  • トイレは、トラック沿いに1〜2時間おきにあります。マンガテポポのトイレが混んでいる場合、次のトイレは1km先(徒歩20分)です。
  • トラック沿いの水は飲めません。1人2〜3リットルの水を持っていきます。

天気

DOCによると、天気は一年中変わりやすく、夏でも強い寒さ、強風、大雨、視界不良がよくあります。雪は一年中いつでも降る可能性があります。

  • 一定の風や雨の基準を超えると、DOCは「悪天候注意(hazardous weather advisory)」を出し、マンガテポポ・ロードの入口に掲示します。
  • DOCの案内資料は、出発前にMetServiceの予報を確認するよう勧めています。
  • 5〜10月の冬は、雪、氷、雪崩の危険がある地形、氷点下の気温など危険が増えます。冬に歩くには専門の技術と準備が必要です。DOCは、アイゼン、ピッケル、ヘルメット、雪崩ビーコン、プローブ、スコップを必要な装備に挙げています。
  • 冬の日照時間は9〜11時間です。暗くなる前に歩き終えられるよう、早めに出発します。

火山と地熱の危険

  • トラックは活火山の地域を通ります。DOCは、可能性は低いものの、噴火はいつでも起こり得ると説明しています。
  • 噴気孔(fumarole)には近づかないでください。蒸気はとても熱く、地面が崩れやすく、重いやけどをするおそれがあります。
  • 出発前に、GeoNetのトンガリロのページで火山警戒レベル(Volcanic Alert Level)を確認します。

地元のイウィ(部族)への配慮

DOCによると、この地域のイウィ(iwi、部族)は、ナティ・トゥファレトア(Ngāti Tūwharetoa)のナティ・ヒカイロ・キ・トンガリロ(Ngāti Hikairo ki Tongariro)です。

  • トンガリロ山と、ナウルホエ(Ngauruhoe)、ルアペフ(Ruapehu)の山にある湖を含む水域はすべて、地元のイウィにとって神聖なものです。
  • 神聖な山(maunga tapu)を尊重するため、高山の湖を含む水に触れたり、入ったりしないよう求められています。
  • DOCの案内資料では、山頂に登らないよう求められていることも書かれています。
  • 2025年の火災の後、ハプー(hapū、支族)のナティ・ヒカイロ・キ・トンガリロは、被害を受けた地域に10年間の回復のためのラーフイ(rāhui、立ち入りなどの制限)を設けました。火災はトラックのスタート地点周辺に及んでいます。トラックから外れて、焼けた地域に入らないでください。

トンガリロ国立公園は、自然と文化の両方で世界遺産に登録されています。1993年に「文化的景観」の基準で登録されました。

手順

  1. DOCのページで、コースと注意情報を確認する。
  2. 季節を確認する。5〜10月は冬の装備と技術が必要です。
  3. シャトルを予約し、トラックを無料で予約する(シャトルの事業者が代行することもあります)。
  4. 前日と当日に、天気予報とGeoNetの火山情報を確認する。
  5. 防寒着、雨具、2〜3リットルの水、食料を持ち、行程を信頼できる人に伝えてから出発する。

費用

2026年10月時点の主な費用です。

項目金額
トラックの予約無料
シャトルDOCの説明では約NZ$40(事業者と乗車地により違います)

日本との違い・注意点

  • 片道のトラックで、夏はスタート地点に車を止められません。日本の登山のように自分の車で往復する前提では計画できません。
  • 夏でも雪が降ることがあり、天気は急変します。日本の夏山の感覚で軽装で行かないでください。
  • 活火山の地域です。噴火はいつでも起こり得るため、出発前に火山の情報を確認してください。
  • 湖や水に触れない、山頂に登らないなど、地元のイウィの求めに沿って行動してください。
  • 日差しが強いため、紫外線対策も必要です(紫外線対策)。

関連項目

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