フィヨルドランド国立公園(Fiordland National Park)
フィヨルドランド国立公園は、南島南西部にある120万ヘクタール以上の国立公園で、世界遺産テ・ワヒポウナムの一部です。ミルフォード・サウンドへは国道94号線(Milford Road)で行けますが、冬は雪崩や雪で通行止めになることがあります。雨が非常に多く、サンドフライ(刺す小さな虫)への対策も必要です。
詳細
フィヨルドランド国立公園(Fiordland National Park)は、南島南西部にある国立公園です。自然保護省(DOC、Department of Conservation)が管理しています。NZの国立公園全体はNZの国立公園を見てください。
基本情報
DOCのページによると、主な情報は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 面積 | 120万ヘクタール以上 |
| 設立 | 1952年 |
| 世界遺産 | 1986年に世界遺産地域に指定。現在は世界遺産「テ・ワヒポウナム」の一部 |
| フィヨルド | 北のミルフォード・サウンドから南のプリザベーション・インレット(Preservation Inlet)まで14。内陸へ最大40kmほど入り込む |
| 湖 | 数百の湖がある。ハウロコ湖(Lake Hauroko)はNZで最も深い湖(462m) |
| 拠点の町 | テ・アナウ(Te Anau)。施設がそろう最寄りの町 |
| ビジターセンター | Fiordland National Park Visitor Centre(1 Lakefront Drive, Te Anau、電話 +64 3 249 7924) |
テ・ワヒポウナム(Te Wāhipounamu – South West New Zealand)は、フィヨルドランドなど南島南西部の4つの国立公園からなる世界遺産です。詳しくはDOCのページを見てください。
ミルフォード・サウンド(Piopiotahi)
ミルフォード・サウンドのマオリ語名はピオピオタヒ(Piopiotahi)です。DOCによると、今ではおそらく絶滅した在来のツグミ、ピオピオ(piopio)にちなむ名前です。
- テ・アナウから国道94号線(State Highway 94、Milford Road)で約120km、車で約2時間です。途中でホーマー・トンネル(Homer Tunnel)を通ります。
- ミルフォード・サウンドの施設は限られています。
- 海岸沿いの短い散策路(Milford Sound Foreshore Walk)から、マイター・ピーク(Mitre Peak、1,692m)を眺められます。
- ミルフォード・トラックの終点です。詳しくはミルフォード・トラックを見てください。
Milford Road(国道94号線)を運転するとき
DOCの運転者向けのページの主な注意点です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 距離と時間 | テ・アナウから往復240km。立ち寄りや遊覧船を含めると丸1日(8時間)。クイーンズタウンからは往復600km、12〜14時間 |
| 燃料 | テ・アナウとミルフォードの間にガソリンスタンドはない。テ・アナウで満タンにする |
| 雪崩の区間 | ホリーフォード・ロード(Hollyford Road)の分岐からザ・キャズム(The Chasm)までは雪崩の危険がある区間で、停車禁止(Restricted No Stopping Zone) |
| ホーマー・トンネル | 長さ1.2km。夏の混雑期は信号で交互通行になり、最大20分ほど待つことがある |
| 冬の運転 | 雪や凍結で非常に厳しい条件になることがある。タイヤチェーンが必要になることがあり、テ・アナウで借りられる。自信がなければバスを使う |
| 携帯電話 | テ・アナウの外では電波がほとんど届かない |
| 野生動物 | 道路沿いに絶滅が心配される鳥、ケア(kea)がいる。えさを与えない |
| キャンプ | 道路から200m以内でのフリーダムキャンプは禁止 |
悪天候、落石、雪や雪崩のため、特に冬は通行止めや遅れが起きます。出発前にNZTAのJourney Plannerで国道94号線の通行状況を確認してください。テ・アナウ、ノブス・フラット(Knobs Flat)、ミルフォードの道路沿いの案内板でも確認できます。
ダウトフル・サウンド(Patea)
ダウトフル・サウンドのマオリ語名はパテア(Patea)です。DOCのページによると、最大級のフィヨルドの1つで、3つの主な入り江があります。最も南に住むハンドウイルカ(bottlenose dolphin)の群れの1つが暮らしています。
道路では直接行けません。行き方は次のとおりで、地元の交通事業者への事前の予約が必要です。
- マナポウリ(Manapōuri)のパール・ハーバー(Pearl Harbour)の桟橋から船でマナポウリ湖を渡り、ウエスト・アーム(West Arm)へ。
- バスでウィルモット峠(Wilmot Pass)を越えて、ディープ・コーブ(Deep Cove)へ。
車をはしけで運び、自分で峠を越えることもできますが、ウィルモット・パス・ロードを走るには許可が必要です。
天気
ミルフォード・サウンド周辺は、NZで最も雨の多い地域の1つで、年に最大7mの雨が降ります。DOCは、5月〜10月は条件が厳しくなることがあり、冬の山歩きには高い技術と経験が必要だとしています。天気予報はDOCのページから案内されているNIWAのサイトで確認できます。
サンドフライ(namu)
NZの浜辺や川・湖の近くでは、サンドフライ(sandfly、マオリ語でnamu)に刺されることがあります。Health NZの健康情報サイトによると、次のとおりです。
- 刺すのはメスだけです。浜辺、湖、川、湿地など流れる水の近くや、湿った森にいます。
- 明け方と夕方に特に活発です。
- 刺されるとかゆみ、赤み、腫れが数日〜数週間続くことがあります。
- 対策:止まっているときは足首と足を覆う。虫よけ(insect repellent)をこまめに塗る。
- 刺されたら:かかずに、抗ヒスタミンのクリームやカラミンローションを使う。
公園のルール
- 犬は連れて入れません。
- ドローンの飛行には許可が必要です。ミルフォード・サウンド周辺では許可が出されません。
費用
国立公園への入園は無料です。ミルフォード・サウンドやダウトフル・サウンドの遊覧船、ダウトフル・サウンドへの船とバス、山小屋などは有料です。料金は各事業者やDOCのページで確認してください。
日本との違い・注意点
- ミルフォード・サウンドへの道の途中には、ガソリンスタンドがなく、携帯電話もほとんど通じません。テ・アナウで燃料を満タンにしてから出発してください。
- 雪崩の危険がある区間は停車禁止です。景色がよくても車を止めないでください。
- 南半球のため、冬は6月〜8月です。冬は通行止めやチェーンが必要になることがあります。季節ごとの準備はNZの季節ガイドを見てください。
- ダウトフル・サウンドは道路でつながっていません。船とバスの予約が必要です。
- 歩いて楽しむなら、ミルフォード・トラック、ケプラー・トラック、ルートバーン・トラックも見てください。