オークランドで住むエリアの選び方(Choosing where to live in Auckland)
オークランドで住む場所を決めるときは、通勤・通学の時間、学校のゾーン、家賃、公共交通、災害リスクを住所ごとに確かめます。オークランド・カウンシル、AT、教育省、Tenancy Servicesの無料の公式ツールで調べられます。
詳細
オークランド(Tāmaki Makaurau)は広く、同じ市内でも住所によって通勤時間、通える学校、家賃が大きく変わります。このページでは、住む場所を決めるときに確かめたい点と、公式の調べ方をまとめています。特定の地域のおすすめや順位は扱いません。
確かめたいポイント
| ポイント | 確かめること | 使える公式ツール |
|---|---|---|
| 通勤・通学 | 職場や学校までの時間、乗り換えの回数 | AT Journey Planner、AT Mobileアプリ |
| 学校のゾーン | 住所がどの学校のゾーンに入るか | Education CountsのFind a school |
| 家賃 | その地域・間取りの家賃の水準 | Tenancy Servicesのマーケットレント |
| 公共交通 | 近くの駅・バス停・フェリー乗り場 | AT Journey Planner |
| 災害リスク・土地の情報 | 洪水のおそれ、都市計画のゾーン | Auckland CouncilのFlood Viewer、GeoMaps |
通勤・通学と公共交通
オークランドの公共交通は、オークランド交通局(Auckland Transport、AT)が運営しています。AT Journey Plannerで、バス・電車・フェリーを使った移動を調べられます。AT Mobileアプリでも経路を調べられ、バスや電車の現在位置も確認できます。
電車は3路線です(2026年10月時点)。
| 路線 | 区間(ATの説明) |
|---|---|
| South City line | Pukekohe〜都心 |
| East West line | Swanson〜Manukau |
| Onehunga West line | Onehunga〜Henderson |
路線と駅はATの電車のページで確認してください。料金やAT HOPカードは公共交通とAT HOPカードを参照してください。
内見の前に、平日の通勤時間帯で経路を調べておくと、実際の移動時間の目安になります。
学校のゾーン
学校によっては、学校ゾーン(home zone)を決めた入学制度(enrolment scheme)があります。ゾーン内に住む子どもはその学校に入学できます。ゾーン外からの入学は、空きがある場合に限られます。
教育省は、学校のゾーンをEducation CountsのFind a schoolで調べるよう案内しています。家を借りる・買う前に、その住所がどの学校のゾーンに入るかを確かめてください。調べ方はオークランドの学校とゾーンの調べ方、制度は学校ゾーンを参照してください。
家賃の水準
Tenancy Servicesのマーケットレント(Market rent)で、地域・住宅の種類・寝室の数ごとの週の家賃を調べられます。
- 下位25%(lower quartile)、中央値(median)、上位25%(upper quartile)が表示されます。
- 住宅の種類は、アパート、フラット、一戸建て、ボーディングハウス、部屋から選べます。
- 元になるデータは、Tenancy Servicesに預けられたボンドの情報です。毎月更新され、直近の1か月を除く過去6か月分が使われます。
Tenancy Servicesは、このツールだけで個別の物件の家賃を判断しないよう注意しています。契約の流れは賃貸の探し方と契約を参照してください。
災害リスクと土地の情報
オークランド・カウンシルは、家を探すときに次の公式ツールを確認するよう案内しています(OurAucklandの記事)。
- Flood Viewer:住所を入れると、その場所と周辺の洪水のおそれがわかる無料の地図です。カウンシルは、オークランドで最も詳しい地域の洪水情報だと説明しています(カウンシルの洪水リスクのページ)。
- GeoMaps:カウンシルの地図システム(GIS)です。地形や都市計画のゾーンなどを地図で確認できます(GeoMapsのページ)。
- LIM報告書(LIM report):物件の情報をまとめたカウンシルの報告書です。確認されている洪水や地すべりのリスクなども載っています。
日本人の人数(参考)
2023年国勢調査の日本人(Japanese ethnic group)の人数を、このサイトのエリア分けで示します。人数は住みやすさの順位ではありません。
| エリア | 日本人の人数 | 含む地方委員会 |
|---|---|---|
| セントラル | 3,429人 | Waitematā、Albert-Eden、Ōrākei、Maungakiekie-Tāmaki、Puketāpapa、Waiheke、Aotea/Great Barrier |
| ノースショア | 2,463人 | Kaipātiki、Hibiscus and Bays、Devonport-Takapuna、Upper Harbour |
| 西オークランド | 1,392人 | Henderson-Massey、Whau、Waitākere Ranges |
| 東オークランド | 696人 | Howick |
| 南オークランド | 594人 | Franklin、Māngere-Ōtāhuhu、Manurewa、Papakura、Ōtara-Papatoetoe |
このほか、北部のRodney地方委員会に186人が住んでいます。各エリアの人数は、地方委員会(Local Board)ごとの人数を足したものです。合計はオークランド全体の人数(8,754人)と一致しないことがあります。地方委員会ごとの人数は各エリアのページで確認できます。
手順
- 職場・学校など、よく通う場所を書き出す。
- AT Journey Plannerで、候補の地域からの移動時間を調べる。
- 子どもがいる場合は、Education CountsのFind a schoolで、候補の住所がどの学校のゾーンに入るか調べる。
- Tenancy Servicesのマーケットレントで、地域と間取りの家賃の水準を調べる。
- 気になる物件の住所を、カウンシルのFlood ViewerやGeoMapsで確認する。
- 内見して、周辺の様子や交通の便を自分の目で確かめる。
日本との違い・注意点
- オークランドの自治体はオークランド・カウンシル1つだけです。地方委員会の境界と、学校のゾーンの境界は一致するとは限りません。学校は住所ごとに調べてください。
- 学校のゾーンは学校ごとに決まっていて、ゾーンを持たない学校もあります。
- 一時的にゾーン内へ引っ越して入学することはできないと、教育省は説明しています(教育省のページ)。
- 地域の地名(suburb)と、地方委員会やATの運賃ゾーンの名前は別のものです。調べるときは、どの区分の話かを確かめてください。
- 契約や購入の判断が必要な場合は、Tenancy Services、弁護士、保険会社などの専門家に相談してください。